[フレーム]
このページの本文に移動

音声広報CD「明日への声」トラックナンバー5 vol.105(令和7年(2025年)9月発行)

(イントロダクション 女性ナレーター)

プレジャーボートや釣り船が転覆して海に投げ出された、そうした海難事故を目撃した。このような海での事件・事故は、海上保安庁の緊急通報用の電話番号「118番」に通報しましょう。118番は、2000年に運用が開始されました。110番や119番と同じく、もしものために118番を知っておきましょう。この音声は5分程度でお聞きいただくことができます。

(本文 Q:女性ナレーター / A:男性ナレーター)

Q1:118番について教えてください。

A1:118番は、迅速な救助活動を行うことにより海難等による犠牲者をできる限り減らすために、海上保安庁が全国共通の番号で運用している通報窓口です。海難事故に遭遇した、目撃した、不審な船を発見したといったときは118番に通報してください。通報すると、海上保安庁の運用司令センターにつながります。通報を受けた海上保安官が事件・事故の場所や状況を聞き取り、救助が必要な場合はすぐに巡視船やヘリコプターなどを現場に向かわせ、必要があれば警察や消防とも連携します。通報する際は、「いつ」、「どこで」、「何があった」などを落ち着いて簡潔に伝えましょう。また、通報するときは、スマートフォンのGPS機能をオンにしておくと、海上保安庁が、緊急通報の位置情報を基に、正確な現場の位置情報を把握することができます。

Q2:118番には年間で何件くらいの通報があるのですか?

A2:2024年には、およそ40万件の通報が118番に寄せられました。ただ、そのうちおよそ99%が間違い電話、無言電話、いわゆる「ワン切り」、いたずら電話といったものでした。こういった通報によって、本当に救助を求めている人の通報を受けられなくなったり、救助に遅れたりするなど、人命救助に支障を来すことにつながるため、こういった通報は絶対にやめてください。

Q3:音声での通報が難しいかたはどうすれば良いでしょうか?

A3:聴覚や発話に障害のあるかたを対象としたチャットによる通報システム「NET118」があります。2017年に発生した聴覚に障害のあるかただけが乗ったボートの転覆事故をきっかけに、2019年から運用が始まりました。NET118の利用には事前の登録が必要ですが、インターネットがつながれば、スマートフォンやタブレットなどから簡単に通報できます。詳しい登録方法は、「海上保安庁 NET118」で検索してみてください。

Q4:現場の様子を映像でも伝えることが可能になったと聞きましたが、どのようなものですか?

A4:2025年1月から、通報者がスマートフォンを使って現場の様子を映像でリアルタイムに伝えることができる「Live118」の運用が始まりました。通報を受けた海上保安官が必要と判断した場合に、通報者に対してLive118による撮影を依頼します。撮影中の通信料は通報者の負担になることなどの同意が得られれば、海上保安官から通報者に対してショートメッセージで映像通話用URLを送信します。そこからアクセスし、撮影を開始してください。アプリなどをダウンロードする必要はありません。あらかじめ撮影した映像などを送信することもできます。また、通報を受けた海上保安官から急病人やけが人の処置の方法を伝える動画の提供を受けることもできます。

(エンディング 女性ナレーター)

海上保安庁では、国民に広く118番を知ってもらうため、2011年から1月18日を「118番の日」と定め、全国各地のショッピングモールや駅、空港、学校といった場所でイベントを実施しています。各地でのイベントの情報は、海上保安庁や海上保安本部のホームページ、SNSをご確認ください。海での事件・事故があった場合は、すぐに海上保安庁の緊急通報用の電話番号118番に通報しましょう。「警察は110番」、「消防は119番」と同様に、「海上保安庁は118番」を忘れず、また、是非周りの人にもお伝えください。詳しくは「政府広報 118番」で検索してみてください。

このコンテンツは役に立ちましたか?
このコンテンツは分かりやすかったですか?
このコンテンツで取り上げたテーマについて関心が深まりましたか?

ご意見・ご感想

送信中です

ランキング

関連サイト

外部のウェブサイトに移動しますが、よろしいですか。
よろしければ以下をクリックしてください。

Link
ご注意
  • リンク先のウェブサイトは、内閣府政府広報室のサイトではありません。
  • この告知で掲載しているウェブサイトのURLについては、2023年11月21日時点のものです。
  • ウェブサイトのURLについては廃止や変更されることがあります。最新のURLについては、ご自身でご確認ください。
Top

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /