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2025年6月19日

「118番」は海上保安庁への緊急通報。「もしも」のために知っておこう!

[画像:「海の事件・事故は118番」のテキストと、船が転覆し海中で助けを求める大人とこどものイラスト。]

POINT

プレジャーボートや釣り船が転覆して海に投げ出された、そうした海難事故を目撃した-。このような海での事件・事故は、海上保安庁の緊急通報用の電話番号「118番」に通報しましょう。118番は、平成12年(2000年)に設けられました。110番や119番と同じく、「もしも」のために118番を知っておきましょう。

1海の事件・事故は118番へ

直ちに救助に向かいます

海上保安庁では、迅速な救助活動を行うことにより海難等による犠牲者をできる限り減らすため、全国共通の「118番」通報窓口を運用しています。海難事故に遭遇した・目撃した、不審な船を発見したといったときは118番に通報してください。118番に通報すると、海上保安庁の運用司令センターにつながります。通報を受けた海上保安官が事件・事故の場所や状況を聞き取り、救助が必要な場合はすぐに巡視船艇やヘリコプターなどを現場に向かわせ、必要があれば警察や消防とも連携します。通報する際は、「いつ」、「どこで」、「何があった」などを落ち着いて簡潔に伝えましょう。また、通報するときは、スマートフォンのGPS機能をオンにしておくと、海上保安庁において、緊急通報の位置情報を基に、正確な現場の位置情報を把握することができます。

[画像:「こんな時は118番」のイラスト。ボートの転覆、海中転落、磯場での孤立、密輸・密漁・密航・不審船を見た時。]

通報の99%がいたずら電話など

令和6年(2024年)に118番に寄せられたおよそ40万件の通報のうち、約99%が間違い電話、無言電話、いわゆる「ワン切り」、いたずら電話といったものでした。こういった通報によって、本当に救助を求めている人の通報を受けられなくなったり、救助が遅れたりするなど、人命救助に支障を来すことにつながるため、こういった通報は絶対にやめてください。

2映像やチャットでの通報も可能に

映像による通報システム「Live118」

令和7年(2025年)1月から、通報者がスマートフォンを使って現場の様子を映像でリアルタイムに伝えることができる「Live118」の運用が始まりました。通報を受けた海上保安官が必要と判断した場合には、通報者に対しLive118による撮影を依頼します。撮影中の通信料は通報者の負担になることなどの同意が得られれば、海上保安官から通報者に対してショートメッセージで映像通話用URLを送信します。そこからアクセスし、撮影を開始してください(アプリなどをダウンロードする必要はありません)。あらかじめ撮影した映像などを送信することもできます。また、通報を受けた海上保安官から急病・けが人の処置の方法を伝える動画の提供を受けることもできます。

(注記)Live118は、株式会社ドーンが提供する映像通報サービスです。

[画像:「現場や周囲の様子を映像で通報。」のテキストと、プレジャーボートが岩礁に衝突し乗り上げ、船体が破損した様子についてLive118を活用してリアルタイムに伝える人のイラスト。]

[画像:「応急処置の動画提供も。」のテキストと、Live118によりスマートフォンに提供された動画を見ながら急病で倒れている人に心臓マッサージを施す人のイラスト。]

チャットによる通報システム「NET118」

「NET118」は、聴覚や発話に障害のあるかたを対象としたチャットによる通報システムです。平成29年(2017年)に起きた聴覚に障害のあるかただけが乗ったボートの転覆事故を契機に、聴覚や発話に障害のあるかたが容易に118番通報を行うことができるように、令和元年(2019年)から始まりました。NET118の利用には事前登録が必要ですが、インターネットがつながれば、スマートフォンやタブレットなどから簡単に通報できます。NET118の登録方法は、海上保安庁「海の「事件・事故」は118番」をご確認ください。

[画像:「スマホからチャットでも通報できます。」、「利用には事前登録が必要」のテキストと、スマートフォンのチャット画面を操作する人のイラスト。]

コラム:1月18日は「118番」の日

[画像:令和6年(2024年)11月に開催された海上保安庁音楽隊の演奏会で、「118」やライフジャケットのイラストなどが描かれたパネルを掲げる隊員の写真。]

海上保安庁では、国民に広く118番を知ってもらうため、平成23年(2011年)から1月18日を「118番の日」と定め、全国各地のショッピングモールや駅、空港、学校といった場所でイベントを実施しています。各地でのイベントの情報は、海上保安庁「体験航海、一般公開等 各地のイベント」や、お近くの海上保安本部のHP・SNS(X等)からご確認ください。

まとめ

海での事件・事故があった場合は、すぐに海上保安庁の緊急通報用の電話番号118番に通報しましょう。「警察は110番」、「消防は119番」と同様に、「海上保安庁は118番」を忘れず、また、是非周りの人にもお伝えください。

(取材協力:海上保安庁 文責:内閣府政府広報室)

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