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音声広報CD「明日への声」トラックナンバー3 vol.105(令和7年(2025年)9月発行)

(イントロダクション 女性ナレーター)

地震や津波などの自然災害は、時として、想像を超える力で襲ってきます。しかし、日頃から防災対策をしておくことで、被害を少なくすることはできます。防災対策で大切な「自助」のポイントをご紹介します。この音声は10分程度でお聞きいただくことができます。

(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)

Q1:「自助」とは何ですか?

A1:災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人ひとりが自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。その中でも基本となる自助とは、自らの命は自らが守るという意識を持ち、一人ひとりが自分の身の安全を守ることです。特に災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要です。自助に取り組むためには、まず、災害に備え、自分の家の安全対策をしておくとともに、家の外において地震や津波などに遭遇したときの、身の安全を確保する方法を知っておくことが必要です。

Q2:家の安全対策について教えてください。

A2:阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くのかたが倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたりしました。大地震が発生したときには、「家具は必ず倒れるもの」と考えて、防災対策を講じておく必要があります。
例えば、寝室やこども部屋などには、できるだけ家具を置かないようにし、家具を置く場合はなるべく背の低い家具にしましょう。家具が倒れてけがをしたり、出入り口をふさいだりしないように、向きや配置の工夫、壁に固定するといった対策も行いましょう。
また、手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておくことも大切です。懐中電灯は停電による暗闇を歩くときの必需品です。スリッパは割れたガラスなどの破片で足をけがするのを防ぎます。ホイッスルは建物や家具の下敷きになった場合に救助を求めるためのもので、少しの息でも音が出るので、救助する際の生息の目安になります。
ほかにも、窓ガラスは、強化ガラスに替える、飛散防止フィルムを貼るといった対策も大切です。

Q3:家の外で地震が発生したときに身を守るにはどうしたら良いですか?

A3:地震はいつどこで発生するか分かりませんが、気象庁の「緊急地震速報」を活用することによって、強い揺れが来ることを直前に把握し、身の安全を守る行動をとることができます。家の外で緊急地震速報を見聞きした際の行動をご紹介します。

くろまる商業施設など
施設の誘導係員の指示に従い、頭を保護し、揺れに備えて身構える。慌てて出口・階段などへ殺到せずに、ガラス製の陳列棚や吊り下がっている照明などの下から離れるようにする。
くろまるエレベーターの中
最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りる。
くろまる街にいるとき
ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる。看板、割れた窓ガラスの破片が落下することがあるので建物の周囲から急いで離れる。
くろまる自動車を運転中
慌ててスピードを落とさず、ハザードランプを点灯させながら徐行し、周りの車に注意を促し、周囲の状況を確認して道路左側に停車させる。エンジンを止め揺れが収まるまで車内で待ち、揺れが収まったら、ドアをロックせずキーをつけたまま車外に出て、安全な場所へ避難する。
くろまる電車・バスに乗車中
つり革、手すりなどにしっかりつかまり、車外に投げ出されないように気を付けるとともに、車掌又は誘導員の指示に従う。

もし、海岸近くにいるときに、強い揺れを感じたり、津波警報・津波注意報を聞いたりしたときはすぐにその場所から離れ、高台などに避難しましょう。初めて訪れた観光地など地理に詳しくない土地でも、防災行政無線の放送やサイレンによるお知らせなどを参考にして、「津波避難場所」マークや「津波避難ビル」マークも目印にただちに避難してください。もし、マークが見つからない場合や、避難先が分からない場合でも、自治体のホームページや周りの人から情報を集めつつ、高くて丈夫な場所に避難することが大切です。

Q4:電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまったときのために、どのような備えをしておけば良いですか。

A4:ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、ふだんから飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。また、災害発生時は、危険な場所にいる人は避難することが原則です。避難所生活に必要な非常用持ち出し品をリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるように備えておきましょう。備蓄品や非常用持ち出し品の詳細については、「政府広報 防災対策」で検索してみてください。

(エンディング 女性ナレーター)

地震などの災害はいつ起きるかわかりません。家族がそれぞれ別々の場所にいるときに、災害が発生してもお互いの安否を確認できるように、日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておきましょう。安否確認には、「171」をダイヤルして安否などの伝言を録音する「災害用伝言ダイヤル」や、携帯電話のインターネットサービスを利用して安否を文字情報で登録する「災害用伝言板」も活用しましょう。

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