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掲載開始日:2021年6月24日
最終更新日:2024年11月27日
ゼロカーボンシティ…2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに取り組むことを表明した地方公共団体
令和3年第2回東京都北区議会定例会において「北区ゼロカーボンシティ宣言について」の議案を提出し、令和3年6月24日、全会一致で可決されました。
この宣言をもって、2050年までに区内の二酸化炭素排出量実質ゼロを目指し、区民・事業者等の皆さまと一体となって、脱炭素社会への移行に取り組むことを表明しています。
北区ゼロカーボンシティ宣言の表明に対し、環境大臣から区長あてに書状をいただきました。
地球温暖化は、人間の活動による二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの大量排出が主な原因であると言われており、世界各国で温室効果ガス排出削減に向けた取組みがされています。北区においても、「【旧計画】北区環境基本計画2015」、「【旧計画】第2次北区地球温暖化対策地域推進計画」等に基づき、区民・事業者等の皆さまと共に、地球温暖化対策に取り組んできました。
しかしながら、地球温暖化の進行による豪雨やハリケーン、熱波による森林火災や干ばつなど、これまでにない気象災害が近年世界中で発生しており、我が国においても、集中豪雨や台風の大型化による洪水や土砂災害の被害、猛暑による熱中症患者の増加など、「気候危機」と言うべき深刻な状況に直面したため、より一層、誰もが気候危機の現状を我が事として受け止め、それぞれが地球温暖化の進行にブレーキをかける行動を起こす必要が出てきました。
そこで、北区では、強い危機感・決意のもと「脱炭素社会」という大きな目標を掲げ、一体となって力強く地球温暖化対策を推進するため、区民・事業者等の皆さまと目指すべき未来を共有する「北区ゼロカーボンシティ宣言」を表明することとなりました。
また、区としても環境政策に関する動きや経済・社会の状況の変化に対応する必要から、気候危機時代において持続可能な社会を未来の世代に引き継いでいくため「北区環境基本計計画2015」をより深化させ、「北区環境基本計画2023」として改定しました。
2030年(令和12年)までを集中期間として位置づけ、その期間の取組みが重要であるとの認識のもと、施策の強化や充実に取り組みます。
区民、事業者、区の共通の目標として、北区のあるべき環境の姿である「目標とする環境像」及び計画期間である今後10年間の取組みの方向性としての「5つの基本目標」を定め、各基本目標に応じた基本施策と重点施策により、目標達成に向け取り組んでまいります。(計画の詳細はリンク先へ)
「北区ゼロカーボンシティ宣言」の実現にあたっては、区民・事業者・行政等が一体となって脱炭素社会への移行に取り組む必要があります。
このため、区内における宣言の認知度の浸透を図るとともに、「北区環境基本計画2023」や「北区役所ゼロカーボン実行計画」に基づく様々な取組みの機運を高めるための啓発シンボルとして、ロゴマークを作成しました。
区民・事業者等の皆さまにも広くご利用いただけるよう、以下の「手続きの流れ等」リンク先でお知らせしていますので、是非、ご検討ください!
デザイン | コンセプト |
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脱炭素社会の実現に資することを目的とした取組みを行う区民・区内事業者等
区民・区内事業者等の方の名刺やポスター、ホームページへの掲載等、様々な用途にご活用いただけます。
106.9万トン-CO2(2021年度実績)[画像:co2経年2021]
ECOネット東京62の温室効果ガス排出量の算定によると、2021年度(令和3年度)の北区における温室効果ガス排出量は、約91%が二酸化炭素であり、二酸化炭素の排出量は106.9万トンでした。そのうち、民生(家庭)部門は約45万3千トンであったため、北区民一人あたり年間約1.3トン排出していることになります。2012年度(平成24年度)の急増は、東日本大震災をきっかけに火力発電量が増加したことが背景にあります。2014年度(平成26年度)以降は概ね横ばいで推移しています。
北区の二酸化炭素発生源としては、電力が最も割合が高くなっています。省エネ行動を心がけるほか[画像:co2部門別2021]、太陽光発電システムなど再生可能エネルギーによる電力への切り替えなどが有効です。
東京都で、太陽光や風力などでつくられる自然の電気をお得にご利用いただけるキャンペーンを例年実施しています。
太陽光パネルが設置できないご家庭でも、電力契約の切り替えで、自然の電気を利用できます。
詳しい情報は、下記専用URLをご確認ください。
https://group-buy.metro.tokyo.lg.jp/energy/shutoken/home(外部サイトへリンク)
北区では、区有施設の改修時などに、省エネルギー設備の導入や、太陽光発電システム等の再生可能エネルギーの導入を推進しています。
また、二酸化炭素排出がゼロとされている清掃工場のごみ焼却熱を利用した電力を、区立小・中学校に導入するなどの取組みを行っています。
家庭からの二酸化炭素排出量を見える化し、ライフスタイルに合った具体的かつ効果的な温暖化対策を提案する環境省の事業です。
以下の二つの方法があります。
1.家庭の温暖化対策の専門家「うちエコ診断士」がアドバイスをする対面診断
2.スマートフォンやタブレット端末から簡単に自己診断できる「うちエコ診断WEBサービス(外部サイトへリンク)」
世帯人数や住宅の状況など、それぞれのライフスタイルに合わせて、効果的な「今、自分たちにできること」をぜひ確認してみてください!
詳しくは下記リンクをご覧ください。
省エネ家電・エコ住宅で住まいを快適に
省エネ性能のアップした最新家電や、再生可能エネルギー設備の導入で電気代をお得に。断熱リフォームで夏は涼しく冬は暖か。住まいの環境がよくなると、二酸化炭素削減に貢献できるだけでなく、日々の暮らしも快適になります。
北区では、再生可能エネルギー及び省エネルギー機器を導入する際の費用の一部を助成する制度があります。買い替えや建替えのタイミングで検討してみてください。
また、東京都でも、太陽光発電システムや電気自動車等の導入における補助金があります。補助金詳細やお問合せは、下記リンクをご覧ください。
スマートでエコな移動を心がけよう
自動車に乗るときは、適正スピードで、エアコンの使用を控えめに。また、大勢の人を運ぶ電車やバス等公共交通機関は、二酸化炭素排出の少ない移動手段です。現在はハイブリッドバスや水素で走る燃料電池バスも登場!自転車や徒歩での移動は健康面でもメリットがあります。
リユース・リサイクルで使い捨てを見直そう
マイバッグやマイはしにマイボトル。毎日よく使うものほど、繰り返し使えるものにしましょう。特に衣類やプラスチックは生産〜運送〜処分に多くの二酸化炭素が排出されています。
食材を無駄にしない
食材の廃棄はもったいないのはもちろん、ごみとして燃やすとその分だけ二酸化炭素の排出につながっています。必要な分だけ購入・調理して、食べきりましょう。北区では、東京家政大学と連携して生ごみ削減クッキングレシピを作成しました。普段生ごみで捨ててしまっている部分も活用を!
エネルギーを大切に使おう
日本では、エネルギーの約8割を石油や石炭などの化石燃料に頼っています。化石燃料は、燃やすと二酸化炭素を発生させ、温暖化の進行につながります。家庭やオフィスの中で、省エネを意識しましょう。
区民や事業者の方に向けて、日常の生活・業務の中で脱炭素(二酸化炭素の排出削減)に取り組むことができることなどをパンフレットとしてまとめました。
気候変動や地球温暖化について考え、私たちの暮らしやエネルギーの使い方を見直してみましょう。
上記のような、すぐにできる効果的な省エネ方法・省エネ効果を資源エネルギー庁が紹介しています。ご覧いただき、毎日の生活に取り入れてみてください。
このほかにも、二酸化炭素削減につながる「今、自分たちにできること」はたくさんあります。環境省がご案内しているクールチョイス(賢い選択)もぜひチェックしてみてください!
身近な環境問題から北区の取組みなど、北区の環境に関する情報を分かり[画像:kankyoportal1]やすく発信する、北区環境ポータルサイトを公開しています!
ゼロカーボンシティの実現のため、区民・事業者の皆さまに行っていただけるさまざまなアクション、イベント・講座や助成金などのお役立ち情報を掲載しています。ぜひアクセスしてみてください。
地球温暖化対策に関する情報を、分かりやすく発信する「ゼロカーボンCITYKITA通信」を発行しました!
「ゼロカーボンって何?」「北区はどのくらい二酸化炭素を出しているの?」「何をするとどのくらい二酸化炭素を抑えられるの?」など、ゼロカーボンに関する様々な疑問や、身近な取組みなどを紹介していきます。
「我が家では子どもたちとこんなことをしています」、「我が社ではこんなことをしています」、「地域でこんな取組みがありました」など、北区ゼロカーボンシティの実現のための活動・取組みを環境課までお寄せください。小さなことでもかまいません。みなさまの取組みを北区で広め、北区みんなで地球温暖化にブレーキをかけていきましょう。
コミュニケーションマークこちらのフォームからお寄せください(別ウインドウで開きます)
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所属課室:生活環境部環境課環境政策係
〒114-0002 東京都北区王子1-12-4 TIC王子ビル2階
電話番号:03-3908-8603