平成26年10月10日
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
犯罪被害者等施策推進室
内閣府では、犯罪被害者等が置かれている状況などについて、国民の皆様の理解を深めるため、毎年、11月25日から12月1日までを「犯罪被害者週間」として、広報啓発事業を実施しています。今年度使用する「標語」及び広報啓発事業の開催について、お知らせします。
1.「平成26年度 犯罪被害者等に関する標語」の決定について
(1)概要
犯罪被害者等に対する支援の大切さなどを分かりやすく簡潔に表現した標語を募集したところ、計2,663点の作品の応募をいただきました。
(2)審査結果
次のとおり今年度の標語を決定しました。今後、犯罪被害者週間のポスター等に使用するほか、各種広報啓発活動に使用します。
成松 颯都 様 中学3年生(15歳) 広島市
作品コンセプト
犯罪の被害にあった人の傷ついた心は、簡単には治らないですが、僕らが心の手を差し出すことで、少しでも傷を和らげることができると思ったからです。
(3)表彰等について
12月1日(月)に開催する「犯罪被害者週間」中央イベントにおいて、大臣表彰を行う予定です。
2.「犯罪被害者週間」広報啓発事業の開催について
国民の皆様に犯罪等による被害について考えていただく機会として、フォーラムを全国3か所で開催します。
(2)地方イベント
熊本大会 11月25日(火) 熊本テルサ(共催 熊本県)
埼玉大会 11月29日(土) 埼玉会館(共催 埼玉県)
- 各イベントの詳細については、別添資料をご参照ください。
- 取材要領は、別途お知らせする予定です。
- 参加費は無料です。参加申込みは、犯罪被害者週間ホームページを御覧ください。
3.都道府県・政令指定都市等の犯罪被害者週間関連行事について
全国の都道府県・政令指定都市等の犯罪被害者週間の主な関連行事についても、犯罪被害者週間ホームページに掲載しています。
別添資料
中央イベント
〜「傷ついた 心をささえる 僕らの手」〜
- 日時:12月1日(月) 13:30〜16:50
- 会場:東京国際フォーラムD7 (240人程度収容)
- プログラム概要
- 「標語」表彰式 内閣府特命担当大臣表彰
- 基調講演 「基本法の制定によって何が変わったのか-被害者支援の歩みと、今後の課題-」
山上 皓(被害者支援都民センター理事長・東京医科歯科大学名誉教授) - パネルディスカッション 「声なき声。その支援を考える」
コーディネーター
上野 和久(公益社団法人紀の国被害者支援センター訓練委員長・臨床心理士)
パネリスト
石井 花梨(社会福祉法人カリヨン子どもセンター事務局長)
石渡 和実(東京都社会福祉協議会理事・東洋英和女学院大学大学院教授)
藤木 美奈子(NPO法人WANA関西代表理事)
松村 裕美(認定NPO法人おうみ犯罪被害者支援センター理事)
熊本大会
〜性暴力被害者への支援〜
- 日時:11月25日(火) 13:00〜16:00
- 会場:ホテル熊本テルサ テルサホール(330人程度収容)
熊本市中央区水前寺公園28-51 - 主催:内閣府・熊本県・熊本県警察・(公益)くまもと被害者支援センター
- プログラム概要
- 基調講演 「性暴力のリアリティを知る-被害と加害の距離-」
山本 潤(SANE 性暴力被害者支援看護師) - 事例報告 「本県の性暴力被害の現状と支援活動について」
渡邉 絵美(弁護士)
黒田 信子(社会福祉士・スクールソーシャルワーカー)
高橋 久代((公益)くまもと被害者支援センター相談員)
井野 新輝(熊本県警察犯罪被害者支援室長)
- 基調講演 「性暴力のリアリティを知る-被害と加害の距離-」
埼玉大会
被害者も加害者も出さない社会を目指して〜性暴力被害について考えてみませんか〜
- 日時:11月29日(土) 13:30〜16:30
- 会場:埼玉会館 小ホール(504人程度収容)
さいたま市浦和区高砂3-1-4 - 主催:内閣府・埼玉県・埼玉県警察・(公益)埼玉県犯罪被害者援助センター
- プログラム概要
- 表彰式 「犯罪被害者支援に関する感想文」知事賞、埼玉県警察本部長賞受賞作品の発表
- 基調講演 「性犯罪被害にあうということ」
小林 美佳(『性犯罪被害にあうということ』著者) - パネルディスカッション 「性暴力被害とその支援について」
コーディネーター
飛鳥井 望((公財)東京都精神医学総合研究所副所長)
パネリスト
小林 美佳(基調講演者)
山本 勉(越谷市立病院名誉院長)
望月 晶子(弁護士)
新井 ひろみ(埼玉県警察本部警務部警務課犯罪被害者支援室長)
- ミニコンサート 埼玉県立松伏高等学校合唱部