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日本独自の将来型水再生システムの実証実験として、多目的実験ラックに搭載できるサイズの次世代水再生実証システムを開発しています。
ISSでは、地上からの水の輸送量を抑えるため、米国のシステムで尿や除湿によって回収した水を飲料水に再生しています。
JAXAでは、現在ISSで使用している水再生システムより、小型、低消費電力、高再生効率、メンテナンス性を向上させた次世代型水再生システムを開発するため、先ず小型の実証システムを開発し「きぼう」日本実験棟で実証実験を行います。
低消費電力で小型・高効率の水再生システムは、将来の有人惑星探査など、また地上では水資源が限られる干ばつ地帯や山岳地帯、被災地等へ応用することが考えられます。
将来型水再生システムを開発する前に、小型の技術実証システムを開発し、実際に宇宙で実証実験を行うことで、地上では模擬できない微小重力環境下での各機能を確認します。
地上では重力があるため液体と気体は分離しますが、微小重力環境では液体の中に発生した気泡は水面に向かわず、いつまでも液体の中に留まります。また、一度機器表面に付着した気泡は表面張力によっていつまでも留まる場合もあります。
このような液中に滞在する微小な気泡(マイクロバブル)が、装置各部にどのような影響を与えるかを特に調査します。
次世代水再生実証システムは、大きく3つの処理を経て尿および模擬尿を飲料水品質の水に再生します。
次世代水再生実証システムの仕組み