「2013年東京大学理学系研究科・名誉教授の会」報告
副研究科長 山内 薫(化学専攻 教授)
理学部1号館小柴ホール前ホワイエにて
2013年9月27日(金)午後4時より,23名の理学部名誉教授の御出席のもと,理学部1号館中央棟2階小柴ホールにて,2013年東京大学理学系研究科・名誉教授の会が開催された。冒頭に,相原博昭研究科長より理学系研究科の現状について報告があった。化学西館の改修と理学部1号館3期棟の建設が決まったことなどインフラの整備が着実に進められている他,教育においては,グローバル基礎科学教育プログラムによって学部教育の国際化を目指していることが報告された。その後,化学専攻 菅裕明教授より,『 「遺伝暗号の謎」基礎研究から「特殊ペプチド創薬」イノベ―ションまでの道程』と題して講演があった。菅教授は,「起業をして,学術の成果を社会に直接的に還元する」という新しい科学研究推進のあり方を紹介され,その大変迫力のある発表に,名誉教授の先生方から多数の質問があり,活発な質疑応答となった。集合写真の撮影の後,懇親会が午後5時半より始まった。初めに有馬朗人名誉教授のご挨拶があり,最高齢の霜田光一名誉教授よりスピーチと乾杯のご発声をいただいた。その後,名誉教授の先生方から,近況報告を交えた興味深いスピーチをいただくことができた。最後に,名誉教授の先生方の代表として小間篤名誉教授よりご挨拶があった。そして,事務部より,大西淳彦事務部長,稲田敏行総務課長,渡邉雅夫学務課長,吉澤邦夫経理課長の挨拶があり,佐藤薫研究科長補佐のスピーチの後,私が副研究科長として挨拶し,最後に,相原研究科長が閉会の辞を述べ,和やかなうちに2013年東京大学理学系研究科・名誉教授の会が閉会を迎えた。