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「本音で話す」理学部の博士進学と就職 - 2012年キャリアシンポジウム -

教務委員会 委員長 久保 健雄(生物科学専攻 教授)

図1

キャリアシンポジウムポスターより

2013年2月19日(土)17:30〜20:00に化学講堂にて,広報・教務委員会共催で標記シンポジウムが開催された。今回のテーマは横山広美広報副室長の提案で「博士修了後,大学での研究と企業への就職のどちらを選ぶか?」となった。多くの大学院生にとって大きな関心事であり,参加者は58名であった。冒頭,星野真弘副研究科長から「大学院生なら誰でも一度は悩むテーマですから,今日のお話を伺い,皆さんも考える良い機会としてください。」との挨拶があり,続いて筆者が本研究科の就職状況と就職支援について説明した。今回は,博士修了後,企業に就職された4人の卒業生をお招きし,辻尚志博士には「メーカーの技術系社員として思うこと」,坂田悠博士には「『やりたいこと』と『できること』と『もとめられていること』」,金尚宏博士には「やりたいことに挑戦する」,岩前伸幸博士には「博士課程で得たものは何だったか-それを活かす選択-」とのタイトルで講演いただいた。どの方もひじょうにお話が巧みで示唆に富み,講演後は活発な質疑応答がなされた。辻博士は西原寛教授(化学専攻)と元同級生でいらっしゃり,優れた企業研究者のキャリアパスの見本をお示しくださった。事後アンケートでは「たいへん参考になった」と「参考になった」がそれぞれ約30%,64%と関心の高さが伺え,本シンポジウムの重要性を再確認する結果となった。参加者からのコメントを精査し,来年度の開催に備えたい。

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