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西田篤弘宇宙科学研究所名誉教授が文化功労者に

寺澤 敏夫(宇宙線研究所 教授,物理学専攻大学院担当)

図1

西田篤弘宇宙科学研究所名誉教授

本学部出身で宇宙科学研究所名誉教授の西田篤弘(にしだ・あつひろ)先生が,2012年度の文化功労者に選ばれました。西田先生は1958年に物理学科をご卒業の後,ブリティッシュコロンビア大学で理学博士の学位を取得され,シカゴ大学研究員,本学部地球物理学科助手,東京大学宇宙航空研究所助教授,同教授を経て,1996年に宇宙科学研究所長となり宇宙科学の教育・研究に努められました。本研究科では,学際理学客員講座の教授として長らく大学院教育に尽力されました。2001年1月に宇宙科学研究所を退官された後は,日本学術振興会監事,総合研究大学院大学理事(〜2008年3月)を歴任され,日本全体にわたる学術の振興に尽力されました。

西田先生は地球磁気圏のダイナミックスのご研究を出発点に,宇宙プラズマにおける素過程として基本的な磁気リコネクションの理解に重要な貢献をなされました。とくに,西田先生のリーダーシップのもと,日米共同プロジェクトとして1992年に打ち上げられたジオテイル衛星による観測は,磁気リコネクション過程とそれにともなう粒子加速過程を実証するなど,大きな成果を挙げました。さらに,西田先生は後進の育成にも力を注がれ,現在,世界の第一線にある日本の宇宙プラズマ研究の礎を築かれました。

西田先生は,宇宙プラズマの研究の現状に精通され,機会あるごとに第一線の研究者との議論を続け,後進の大きな励みとなっています。先生は国内外のさまざまな学会賞受賞,フェロー,アカデミー会員への選任に加え,紫綬褒章(1998),学士院賞(2001)を受賞されています。このたび,文化功労者として叙せられたことは,先生の業績に誠にふさわしく,心からお祝い申し上げます。

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