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理学部ホームカミングデイ 〜家族で体験 理学のワンダーランド〜

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理学部ホームカミングデイ 〜家族で体験 理学のワンダーランド〜

広報室副室長 横山 広美(科学コミュニケーション 准教授)

図1

村山斉先生のクイズ大会で盛り上がる会場

「さあ,正解は3つのうちどれでしょう,グー,チョキ,パーをだしてください!」村山斉東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長の掛け声で,小学生から70代の方まで,一斉に手が上がる。答えが示されると,あー,残念」「やったー」などの歓声があがった。

2012年9月20日(土)に開催された理学部ホームカミングデイは,相原博昭研究科長のアイデアで,今年から小学生高学年を対象にした家族向けイベントとして開催された。卒業生のお子さんお孫さんはもちろん,近隣の小学生にも積極的に声をかけ,家族で理学部に来ていただく企画で申し込みも伸び,当日はたいへんなにぎわいになった。「小柴ホールにこれほど若年層が入ったことはいままでない」と研究科長,武田洋幸広報委員長ともに声をそろえた。

当日は,最初に物理学専攻浅井祥二准教授の30分の講演「宇宙たんじょうの謎をさぐる」があった。入念な準備がされた講演と実験で,ヒッグス粒子を例えるのにスライムの一部をちぎったり,質量を表現するのに小さな鉄球を転がして後ろから磁石で止めたり,小学生を飽きさせない見事な講演だった。

続いて行われた村山先生の宇宙に関するクイズ大会では,村山先生,浅井先生のサイン入り書籍などが景品となり,勝ち抜いた方々計15名にプレゼントとして渡され,大いに盛り上がった。

講演,クイズ大会と並んで大人気だったのが,ホワイエに設置された「化石や岩石を並べて見るコーナー」,「津波をつくってみるコーナー」である。とくに津波のコーナーは子供たちを釘づけにし,常に満員だった。これらのコーナーを担当いただいたのは,地球惑星科学専攻の横山央明准教授である。

企画を広報室が行い,準備は総務の方々が中心になって行った。小学生を対象にしたイベントは理学部として初めてであったが,たいへん評判がよく,今後もこうした取り組みを行っていきたい。

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