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イメージコンテスト2010・最優秀賞決まる

横山 広美(広報・科学コミュニケーション 准教授)

図1

理学部の学生・教員が応募して画像の美しさを競う「東京大学理学部イメージコンテスト2010」が昨年度に引き続き理学部オープンキャンパスにて開催され,訪れた多くの人によって3点の最優秀作品が選ばれた。

理学の魅力を広く伝えるのに画像は欠かせない。 サイエンスに興味をもつ人はどうしても限られてしまうが,美しい画像に注目してくださる人は多い。 事実,記者会見のさいなどは,美しい画像をもつ発表は紙面にもより取り上げられやすい。 そこで理学部では,「イメージバンク」という画像の集積場を作り,見る方に楽しんでいただくと同時にどなたにも使っていただける画像提供を行っている。 イメージコンテストは,理学部広報委員会による,イメージバンクの周知も含めた活動である。

今回受賞されたのは天文学教育研究センター本原顕太郎准教授の「世界一高い天文台」(理学部ニュース2010年9月号掲載),地球惑星科学専攻博士課程3年横井孝暁さんの「昼下がりの新緑」(右上),そして生物科学専攻上田貴志准教授の「ブラックオパール・サイトスケルトン」(右下)である。 それぞれ,天文学教育研究センターがチリ・アタカマの標高5640 mの山頂に設置した世界最高地点の天文台(TAO),理学部が毎年5月に小石川植物園で行う交歓会で撮影したイロハモミジ,庭の嫌われ者,ゼニゴケのアクチン繊維(細胞骨格の一種)を3秒毎に撮影し,赤,緑,青に着色したのち重ね合わせた写真であり,見るだけで撮影者のいる場へと誘われるようだ。 ぜひウェブからもご覧いただきたい。http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/communication/contests/2010_result.html

図2

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