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学生企画コンテストで優秀賞獲得「東京大学を編集して魅せる!」

横山 広美(広報・科学コミュニケーション 准教授)

図1

優秀賞の賞状をもつ菅野康太さん(右)と飯島和樹さん(左)

今年度の東京大学学生支援事業,第3回学生企画コンテスト「学生による“タフな学生養成企画”」において,生物科学専攻博士課程2年の菅野康太さん,総合文化研究科広域科学専攻博士3年の飯島和樹さんが提案した「東京大学を編集して魅せる!」がみごと優秀賞を獲得した(今年度入賞は他に佳作が2点)。

菅野さんたちはこれまでのサイエンスコミュニケーションの在り方を考察し,一部の関心層のみならず新しい層に関心をもってもらうための「編集」について提案した。 大学や学問を縦糸とし,異分野のつながりを横糸として,出版をはじめイベントやwebを用いた活動を展開することで,大学の知の可視化に臨む。 まずは東京大学が130周年記念に発行した雑誌「アカデミックグルーブ」の続編を,パターン,カタチ,リズムをテーマに8月に出版し,記念イベントを行う。 さらなる続編の作成も目指す。

今後は学問イベントのHPなどを作成することを通じ,若手デザイナーやアーティストの発掘にも力を入れ,映像祭,写真展,学術以外の雑誌などとのタイアップも考えていきたいと述べている。

「本来,学術の世界観は魅力的です。それが人々に伝わらないとしたら,見せ方・編集の問題だと思います。総長も編集長のような総長になりたいと仰っていますが,まさにそのような姿勢で学術の魅力を伝えたいと思います。」

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