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  3. 2010年7月号(42巻2号)

理学系研究科2002-2008年度博士取得者の就職状況

教務委員会

図1

2002-2008年度に博士号を取得した人の専攻別就職先比較

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図2

博士取得年度別の現在の就職先比率

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図3

理学系研究科博士取得者数

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理学博士の学位を取得した者は,どのようなキャリアを描くのだろうか。理学系研究科教務委員会では,2002-2008年度の7年間に理学博士を取得した1,182人を対象に,専攻ごとの就職先を調査した。理学博士の多くは,教育・研究をはじめさまざまな分野で活躍していることがわかった。

2002-2008年度に博士号を取得した人の専攻別就職先比較

2002-2008年度博士取得者の就職先を専攻ごとに比で示した。全体の割合としては,任期なし研究職が18%(特任助教などをいれて26%),任期付き研究職(特任助教などとポスドク)が55%,企業・公務員が23%である(企業にも民間の研究職が含まれる)。専攻ごとの特徴としては,物理学専攻,化学専攻では企業・公務員の占める割合が他専攻と比較して高い。

博士取得年度別の現在の就職先比率(2002-2008年度博士取得者)

博士取得年度ごとに2009年末時点の就職先をまとめた。いずれも現在(2009年末)の就職先を示す。2008年度の博士取得者で,任期なしの研究職に就いた者は5%(特任助教などを含めると10%)で,残りの67%は任期付き研究職(ポスドク,特任助教など)である。しかし,2002年度の博士取得者は,取得後7年で任期なしの研究職に30%(特任助教などを含めると40%)が就いている。同じ集団を追跡したものではないが,学位取得直後に7割の者がポスドクに就職するが,その後7年のうちにその半数は任期なしの研究職に就いていくことがわかる。

理学系研究科博士取得者数

理学系研究科博士取得者数を示した。欧米では,ポスドクが博士取得者の一般的なキャリアとされるが,日本でポスドクが研究の最前線で活躍するようになったのはこの10年ほど。1990年代前半の大学院重点化以降,ポスドクは理学博士の重要なキャリアとして認知され始めた。1990年前後は年間100-110人だった博士取得者が,1990年代半ば以降160-180人と増加している。

理学系研究科は,教育・研究職の拡大と周辺のキャリアの開拓に取り組むとともに,進学を促し,理学博士のキャリアを考える基礎的な情報として,今後もこうした調査を継続し,客観的な情報を公開して行く。

注:文科省は2008年に2002-2006年度に学位を取得した理学博士のキャリア調査を実施し,その結果は最近公表された。本研究科もこれに回答したが,回答期間が短かったこともあり,不明率が2割程度と高かった(公表結果によれば,調査全体でも2〜3割の不明率だったようである)。そこで本研究科では,2009年に独自に再度徹底調査を実施して,不明率を2%まで下げることができた。

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