海洋調査探検部硫黄鳥島遠征隊が総長賞受賞
茅根 創(地球惑星科学専攻 教授)
総長賞
受賞後の記念撮影
東京大学海洋調査探検部硫黄鳥島遠征隊(隊長・井上志保里:地球惑星科学専攻・修士1年)は,平成21年度第1回総長賞を受賞し,その授与式が2009年10月20日(火)駒場の数理科学研究科大講義室で行われた。同遠征の成果は,理学部ニュース2009年11月号の研究ニュースに「酸性化した海ではサンゴが消滅」として掲載されている。
総長賞は,毎年秋に課外活動に,春に学業優秀者に授与される。課外活動については,スポーツや発表,社会活動,国際交流などで優秀な成績を収めた個人または団体に授与されるもので,今年は自転車競技,法科大学院出張教室など,遠征隊を含め5個人・団体に授与された。
総長は授与式の挨拶の中で,自らが標榜するタフな東大生とは,知力に加え人間力とたくましい交渉力と大胆な行動力をそなえた者であること,またそうした大胆さは周到な準備のもとに実行されなければならないことを,海洋調査探検部への授賞を例にあげて説明された。
授与式には,山形俊男理学系研究科長も列席され,遠征隊の隊長が理学系研究科の学生であることと,自らの研究対象が「海」であることから,受賞した遠征隊メンバー,現役部員,駆けつけたOBたちとともに,受賞後の記念撮影にも参加してくださった。