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五月祭で物理学科の展示が全学最優秀賞を獲得

物理学専攻長 大塚 孝治(物理学専攻 教授)

図1

物理学科五月祭準備委員会メンバー
(代表,副代表および班長)

第82回五月祭において,理学部物理学科の学生有志が主催する企画「Physics Lab.2009」が,「MFアワーズ学術文化発表部門第1位」と「MFアワーズ最優秀賞」を受賞しました。学術部門1位は昨年に続いての2年連続受賞です。最優秀賞は新たにできた賞で,全学の全展示中で来場者にもっとも支持された展示に贈られるものです。

今年の五月祭全体のテーマは「Academic Pandemic(学術の感染)」でした。この感染は当時心配されていた新型インフルエンザのことではありません。展示内容はかなり高度で,内容を十分に理解してもらうことは難しかったかもしれません。それでも,多くの来場者が今後,何かの拍子に「あれ東大の展示で見たよ」と思い出して物理に興味をもっていただけるように,物理という感染症を"潜伏"させることを意図していたそうですが,この目論見は大きな成功を見たのではないかと思われます。

五月祭全学最優秀賞を受賞して

物理学科五月祭準備委員会 代表 藤田 智弘(物理学科4年)

このたびの受賞には,物理学科の先生方や事務職員の方の支えのもと,熱意をもって頑張ってきた学生達の一年間があります。研究テーマの選定・仲間を集めるためのプレゼン・来場者目線で考える専門チームの立ち上げなど,妥協せずに取り組みました。最終的には100人近いメンバーで7つの班に分かれて実験を行い,結果を冊子とDVDにまとめて当日配布しました。そのような努力の結果,初日から多くの来場者がお越しくださり,翌朝の日本経済新聞に掲載されるほど盛況を博したのは,この上ない喜びです。

すでに次の五月祭に向けて後輩達が走り出しています。来年度もぜひ,物理学科の展示にご期待ください。

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