このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年11月18日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/topics/2008/09/04.html ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

ヘルプ


保存日:

ヘルプ


保存日:

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2021年11月18日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/topics/2008/09/04.html ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

  1. ホーム
  2. 理学部ニュース
  3. 2008年9月号(40巻3号)

オープンキャンパス講演会レポート午前の部

原子を見る目,操る手 〜 表面的ではない表面科学 〜

広報誌編集委員会

図1

世界最先端の「4探針STM装置」の内部

毎年好評のオープンキャンパス講演会も今年で4年目を迎え,恒例となりつつある。今年も例年に劣らず,大勢の高校生が詰めかけ,小柴ホールを埋め尽くした。

午前の部は,物理学専攻博士2年の永村直佳さんの講演であった。「表面科学ってあまり知られていないんです」。永村さんは表面科学の研究とその重要性を知ってもらうため,「なぜ"表面"なのか?」ということを,携帯電話の中に使われている極小デバイスや,エコカーの燃料電池の触媒研究などを例に挙げて話をした。司会役を務めたのは,同じ物理学専攻博士2年の榎戸輝揚さん。榎戸さんは,永村さんから投げかけられる質問に,高校の教科書に出てくる内容で正しく答えるなど,講演を脇から支えた。

講演では永村さん自身の研究や普段の研究生活についても紹介された。永村さんの研究室には,世界最先端の装置がある(図)。つい最近までは世界にひとつしかなかったものだ。永村さんの研究はそれを使って行われたものだということも高校生の目には魅力的に映ったことであろう。

永村さんは普段,実験をしたり,研究室のメンバーと熱く議論したり,研究成果を学会や論文で発表したりするという研究生活を送っている。一方で学会の空き時間に観光したり,スポーツで汗を流したり,研究室メンバーの誕生日を祝ったりなどして学生生活を満喫している。高校生にとっては具体的に先輩から話を聞くことで自分の将来像を思い描く助けになったことであろう。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /