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第13回 理学部公開講演会開催される

実行委員長 関根 俊一(生物化学専攻 講師)

図1

地球惑星科学専攻の
井出哲講師による講演のようす。

去る2008年5月10日(土),第13回東京大学理学部公開講演会が駒場キャンパス教養学部900番教室にて開催された。今回は「理学研究のフロンティア」と題し,理学系研究科における最近のホットな研究を紹介する企画とした。

山本正幸研究科長による挨拶に続き,生物化学専攻の小早川高特任助教による「猫を恐がらないマウスが教える心の仕組み」,物理学専攻の須藤靖教授による「見えない宇宙を見る 宇宙の組成とダークエネルギー」,最後に地球惑星科学専攻の井出哲講師による「地震を支配する法則の探求」の3講演が行われた。いずれの講演も平易でわかりやすく工夫されており,科学の多様性と面白さを十分伝えられたと思う。講演終了後には,恒例となりつつある「講師との歓談の時間」を設け,多くの来場者に講師との直接のコミュニケーションを楽しんでいただいた。

当日は雨天にもかかわらず,493名もの聴衆に来場いただいた。これは,理学部の公開講演会が広く認知されるようになったことの現れかもしれない。リピーターも着実に増えているようで,第9回から今回まで5回つづけて来場してくれた方に対して記念品の贈呈を行った。広報活動および準備,実行に携わってくれた職員および学生の方々にこの場を借りて感謝の意を表したい。

次回は,2008年11月1日に本郷キャンパス安田講堂で開催の予定である。

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