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五月祭で物理学科の企画が全学トップの栄誉

西 一郎(物理学科4年)

図1

MFアワーズ学問・展示・実演部門第1位の賞状。持っているのは筆者(委員会代表西一郎,物理学科4年)。

第81回五月祭にて,理学部物理学科五月祭委員会(4年生32名・3年生20名)が主催する学術発表企画「Physics Lab. 2008」が「MFアワーズ学問・展示・実演部門第1位」を受賞しました。MFアワーズ(May Festival Awards)とは,五月祭の来場者の投票により,五月祭の優秀企画を決定するコンテストのことです。五月祭の開催中は強い雨に見舞われたにもかかわらず,来場者数は1日目1300人,2日目1500人を数え,たいへんな賑わいを見せました。

私たちの活動は,昨年9月の物理学科進学者向けのメンバー勧誘に始まりました。その後,現4年生がそれぞれ興味のある論文を読み,先生方のお話を参考にしながら,11月の時点で6つのテーマを取り上げることが決定しました。宇宙マイクロ波背景放射,超流動,超伝導,臨界現象,流体シミュレーション,EPRパラドックスです。12月からは各テーマごとに勉強会・装置作成・実験が進行し,五月祭の当日に備えました。

私たちの活動目的は「物理の面白さを伝える」ことでした。実際,五月祭当日には小学生の男の子が量子力学の導入的な説明に聞き入ったり,年配のご夫婦が宇宙マイクロ波背景放射についてご質問されるなど,Physics Lab.の各所で「物理の面白さを伝える」ことができたと思います。この活動が評価され,今回の受賞に結びついたことはこの上ない幸せです。

Physics Lab. 2008は大勢の方にご支援いただきました。物理学教室の先生方をはじめ,Physics Lab.を支えてくださいましたすべての方に御礼申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

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