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ひらめき☆ときめきサイエンス附属植物園で開催

横山 広美(広報・科学コミュニケーション 准教授)

図1

熱帯の果物を試食する参加者たち

「"旅人の木"と名前がついたこの木には,いろんな逸話があります。葉の向きが東西を向いていて旅人の目印になったとかね。しかし今ではまったく根拠がないことがわかっているんです。」温室で熱帯の植物を見ながらこんな説明を受けられる楽しい会が催された。

2008年1月13日(日),中学・高校生とその父兄36名が附属植物園に集まった。「熱帯植物の不思議をさぐる PART2」に参加するためである。最初に附属植物園の邑田仁教授と,生物科学専攻の塚谷裕一教授による熱帯植物に関するお話が行われ,そのあと2つのグループに分かれて温室を見学し,さらに熱帯の果物を試食する豪華な会だった。ドリアンなど普段はあまり口にすることのない珍しい果物の試食は,子供にも大人にも大人気だった。とくに,食べた後に酸味が甘く感じる「ミラクルフルーツ」は人気で,「甘い!」という先生方の言葉に勇気づけられ,すっぱいはずのレモンを躊躇なく口に運び,甘さに感激する子供たちが多くいた。

この会は日本学術振興会による科学研究費補助金(科研費)の社会還元普及事業「ひらめき☆ときめき サイエンス ようこそ大学の研究室へ 〜KAKENHI〜」に採択され開催された。広く理学の楽しみを伝えるよい機会で,附属植物園の試みに多くを学ばせていただいた。

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