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学生企画コンテスト,優秀賞と敢闘賞を受賞

横山 広美(広報・科学コミュニケーション 准教授)

優秀賞 留学生のための受診支援システム
優秀賞 三四郎池のランドスケープ・リノベーション
優秀賞 東京大学アウトリーチイニシアティブ(UtoI)
アイデア賞 キャンパス内自転車シェアリング
敢闘賞 東大理学部発!「智」の循環プロジェクト
国際貢献賞 東大生国際交流キャンプ
50件の中から選ばれた学生企画

学生にしかできない,新しいアイデアを。創立130周年記念事業の学生企画コンテストは,「活力あふれるキャンパス創出のため」学生による企画を募集した。50件の応募の中,最終的に3件の優秀賞と3件の佳作が選ばれ,2007年12月10日(月)に山上会館の大会議室にて表彰式が行われた。優秀賞にはそれぞれ200万円ずつの補助金がつく。

選ばれたものはどれもユニークで,留学生のための受診支援システムや自転車シェアリングなど,学生ならではの視点の提案が目立った。

理学系の学生が参加するものでは,2つの企画が優秀賞と敢闘賞に選ばれた。優秀賞に選ばれたのは「東京大学アウトリーチイニシアティブ(UtoI)」(生物科学専攻博士1年・加村啓一郎ほか総合文化研究科2名)で,各部局単位で行っている中学・高校生へのアウトリーチを全学的に行うためのネットワークづくりを提案し,「教育の普及や社会貢献には未知数の広がりを期待できる」と評価された。 敢闘賞に選ばれた「東大理学部発!『智』の循環プロジェクト」(物理学専攻博士3年,成田憲保ほか理学系研究科13名)は,理学系研究科の科学コミュニケーショングループ「0to1(zero to one)」の活動の一部を企画化したもので,「組織的にしっかり運営され,企画内容も完成されている。今後,顕著な活動効果が見込まれる」と評価された。

理学系研究科が関係するものはどちらもアウトリーチに関するもので,学生のアウトリーチへの意識の高さと必要性を感じる。それぞれの企画の今後の実施を楽しみにしたい。

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