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東京大学 大気海洋研究所 気候システム研究系
東京大学 大気海洋研究所 気候システム研究系

系長挨拶

系長挨拶 | 分野紹介 | 気候システムとは | 研究設備


系 長
高薮 縁

2010年4月の改組を経て東京大学大気海洋研究所気候システム研究系が発足してから9年の月日が経ちました。その間、IT技術も進歩を遂げ、より高度な気候モデル開発や大量シミュレーションに基づく地球温暖化などの気候研究、大気や海洋の高解像度数値モデル開発とそれを用いたマルチスケール現象の解明、高機能地球観測衛星の利用などが可能となり、気候システムの理解を着実に進めてくることができました。気候システム系は、国立環境研究所、海洋研究開発機構、及び内外の研究者との協力の下、数値気候モデル群の開発をさらに進めながら、現在、世界の気候研究におけるひとつの重要な拠点となっています。

一方で身の回りでは、2018年7月豪雨やそれに続く猛暑や大型台風など、異常気象による災害が後を絶たず、気候変動と異常気象との関連を明らかにすることも急務となってまいりました。
このような状況の下、気候システム系では、先進的な数値モデルと地球観測衛星の利用を推進し、地球温暖化や、気候と短時間現象との関係など、社会生活に直結する現象の解明にも取り組んでいます。

大学院生は仲間と共に、複雑な気候システムのパーツを根気強く解きほぐしたり、時には大きな仮説に取り組んで
みたり、自然現象の仕組みを発見し理解を深めることを楽しみながら、また時には苦しみながら、自身で問題を見つけ
解いていく力を身に着けるべく日々研鑽しています。折しもキャンパス向かいの柏の葉公園では、春の桜が満開を迎えています。私たちが取り組んでいる相手はこの豊かな、しかし時に厳格な顔を見せる自然であるということを忘れないためにも、時には外に出て花を愛で、新鮮な空気を吸いましょう。

最後になりましたが、2010年の改組以来、旧気候システム研究センターと旧海洋研究所のメンバーは、地球表層圏変動研究センターなどの横軸を通して協力の幅を広げてきました。気候研究の新たな地平を柔軟な思考で開拓し、人材を育てていくことは常に重要な課題です。

関係の皆さまには、これからも引き続き応援団として叱咤激励いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年4月1日

東京大学大気海洋研究所 気候システム研究系 系長 高薮 縁

東京大学 大気海洋研究所 気候システム研究系

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