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陸上研究推進室では、大気海洋研究所における陸上共通実験施設の維持・管理を担当しています。共通実験施設は所内外の多くの研究者により利用されており、室員は各施設に設置された機器の保守管理を行うだけでなく、ユーザーに対する技術協力、技術指導も担当します。
[画像: ]飼育室には、濾過装置と温度調節ユニットを備えた25リットルから3トンまでの循環式水槽を多数保有。光環境調整実験室、調温実験室、トランスジェニック生物飼育室、特殊環境実験室、生物処置室、行動解析実験室など多様な研究目的に対応しています。圧縮空気と海水は施設全体に常時供給されます。
[画像: ]透過型ならびに走査型電子顕微鏡(EDX装備)と電子プローブマイクロアナライザー、蛍光X線分析装置などを設置し、試料作製から観察や分析までを施設内で効率的に行うことができます。上記以外の主要機器には、超ミクロトーム、金属蒸着装置、凍結乾燥装置、ディスコプラン、アイソメットなどがあります。
[画像: ]高感度・高精度な化学分析を行うクリーンな環境の実験施設です。3実験室から構成され、ナノシムス実験室では、固体試料中の微量元素の同位体を高空間分解能で分析できます。無機系実験室には四重極型誘導結合プラズマ質量分析計などが設置され、微量元素や天然放射性核種を測定しています。生物地球化学実験室では、炭素や窒素などの生元素を分析するため、栄養塩自動分析計や安定同位体比質量分析計などを使用することができます。
遺伝子組み換え実験から配列解析、発現量解析などを行う施設です。核酸抽出や有機溶媒を用いた実験のためのドラフト室を整備。主要設備として、キャピラリーシーケンサー3台、リアルタイムPCR、サーマルサイクラー、ピペッティングロボット、コロニーピッカー、イメージアナライザー、純水製造装置、超遠心機、高速冷却遠心機、クリオスタットなどを設置。次世代型シーケンサーの導入も予定されています。
20°C恒温室、4°C恒温室、インキュベーター11 台、振盪培養機3台、振盪機5台、オートクレーブ3台、クリーンベンチ1台、乾熱滅菌機1台が設置されており、様々な温度域で、海洋細菌、微細藻類などの株の保存、植え継ぎおよび短期・長期の培養実験を行うことができます。
放射線同位元素を用いた生物学・化学・物理学的実験を行うための施設です。液体シンチレーションカウンター、ガンマカウンター、ラジオディテクターをはじめとする測定装置の他、各種遠心機、培養設備、遺伝子実験機器、暗室設備などを備えています。
大規模な数値シミュレーションやデータ解析を可能とする並列計算サーバと共に、棟内の高速ネットワークのための制御機器が置かれています。
低温実験室(+4°C)1室,試料低温保存室(+4°C)2室,試料冷凍保存室(-30°C)4室(内1室は+4°Cに変更可能)からなり,低温での実験や研究船およびフィールドで採集した試料の保存が可能です。(*予備棚の利用申請書は所内専用ページからダウンロードできます。)
研究船やフィールドで採集した液浸生物試料、海水、岩石、堆積物コアなどを保管しています。特に試料処理施設はドラフトを備えており、液浸生物試料の処理を行うこともできます。
地球の回転によるコリオリ力や密度成層の効果の効いた大規模な大気・海洋の運動とその生物環境への影響などを調べる室内実験を行うための施設を備えています。主要な施設としては、直径1.5 m、回転数0-15 rpmで安定した回転を行う回転実験台があります。
岩石および耳石の切断・研磨、蛍光X線分析用のガラスビードの作製を行う施設です。岩石カッター、卓上ドリル、岩石研磨機、岩石クラッシャーを備えます。また、ドレッジ試料・堆積物コア試料の記載、岩石物性測定、サンプリングを行うことができます。
炭酸塩試料、海底堆積物、岩石試料などに含まれる微量元素や同位体比を分析するための施設です。2基のドラフトとクリーンベンチを備えたクリーンルームがあり、二重収束型高分解能質量分析計が設置されています。個体試料をそのまま測定に供することが可能なレーザーアブレーション装置の導入も予定されています。
研究所の屋外に内容積4.98m3のタンクが1基設置されています。PC制御による自動供給装置が装備されており、容器を登録すれば、タッチパネル操作で容器サイズにあわせて液体窒素を安全かつ容易に充填することができます。