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2013年から噴火が始まり、島の面積拡大を続けることで注目を集める西之島。「たいりくプロジェクト」はこの西之島にも注目して調査研究を行っています。
では、西之島と大陸とはどのようなつながりがあるのでしょうか?それは、島を構成する岩石が安山岩という点です。“安山岩”は大陸の主要構成物でもあり、「ちきゅう」での掘削を目指す“大陸の赤ちゃん”も実は“安山岩”です。安山岩は日本の火山にふつうに存在する岩石ですが、西之島が位置する伊豆小笠原弧の火山としては珍しいもので、例えば三宅島や八丈島などは異なる岩石(玄武岩)でできています。なぜ西之島で安山岩が出現するのか?そこには大陸誕生の謎を解き明かすカギが隠されているかもしれません。
西之島と大陸の関係を調べるには、実際の溶岩を手に入れる必要がありますが、現在も活発に噴火を続ける西之島、容易には近づけません。プロジェクトでは様々な試みの結果、溶岩や火山灰の採取に成功し、研究を進めています。
西之島の不思議:大陸の出現か?(JAMSTECニュース)
航海速報(プレスリリース)
DARWINにてクルーズレポート公開:航海番号NT15-E02
大陸は海から誕生したとする新説を提唱―西之島の噴火は大陸生成の再現か―(プレスリリース)
日経サイエンス2015年11月号
サイエンスポータル
NHKスペシャル2015年8月21日放送
Scientific Reports