令和元年度地域スポーツ施設整備助成で、山内中央公園テニスコートの人工芝生化改設事業を行った、佐賀県武雄市の調査を実施しました。
今回整備を行った山内中央公園テニスコートは、市内に2か所ある人工芝のテニスコートのうちの1つです。市内の人工芝のテニスコートの数に限りがあり、平日も利用頻度が高く、経年劣化もあったため、芝生の剥離や水たまりができるなど、競技の進行やプレーの安全性、大会開催に影響が出ていたことから、この度4面中3面の整備を行いました。
テニスコートは地域住民、市内にある中学校・高校の部活動利用、社会人サークル、と幅広い世代に利用され、整備後も地元の愛好者による団体が主催する市民大会など、多くの方々に利用されています。また、この事業をきっかけにスポーツくじ(toto・BIG)に興味をもち、「初めてくじを購入してみた」との声も施設利用者から寄せられています。
新型コロナウイルス感染症の影響により、個人の利用が減っていたものの、市内では感染者が調査日までゼロという状況であったため、更衣室の利用制限など感染防止対策を行いながら、施設利用休止期間も比較的短く、利用者への影響は最小限におさえられました。また、感染防止対策のひとつとして、有料としていたナイター照明使用料の無料化を行い、利用者の施設利用時間の分散を促し、密にならないよう工夫をしています。
今後の課題は、人工芝へ適切なタイミングで砂を入れ、適正に維持管理を行っていくことです。
引き続き、定期的な保守点検を実施し、山内中央公園テニスコートが地域住民の体力向上、スポーツ振興の場となることを期待します。
助成団体
佐賀県武雄市
事業名
山内中央公園テニスコート人工芝生改設事業
事業細目名
人工芝生化改設
助成金額
19,213,000円
(写真)山内中央公園テニスコートの様子(※(注記)写真提供:佐賀県武雄市)