沿革
産総研関西センターは大正7年(1918年)5月、農商務省(当時)所管の大阪工業試験所として創立されました。その後、大阪工業技術試験所(大工試、1952年4月〜1993年9月)、大阪工業技術研究所(大工研)への変遷を経て、2001年4月の独立行政法人化により、産業技術総合研究所関西センターとなりました。
大工試、大工研では、レジャー用品や航空機の機体等に用いられるPAN系炭素繊維、パソコン等の液晶表示装置の電極に使用される透明導電膜、ニッケル‒ 水素電池の負極用水素吸蔵合金、特異的に高い触媒活性を示す金ナノ粒子など、画期的な研究成果を産業界に投入してきました。関西センターへの改組後も、民生向け分散型燃料電池システムの製品化など、「技術を社会へ」の基本姿勢を体現しつつ、現在に至っています。
産総研関西センターの四大発明
産総研関西センターの4大発明(PAN系炭素繊維、透明導電膜の製造法、ニッケル水素電池の負極用合金、触媒作用を示す金ナノ粒子)