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イベント

2020年11月11日

技術活用に向けた産総研-福井大学ジョイントセミナー
-反応を精密制御する「フェムトリアクター®」による機能材料・繊維開発-
(国研)産業技術総合研究所(産総研)福井サイトと、福井大学産学官連携本部は、 両者の連携が期待されるトピックス的技術シーズを福井県関連の企業・研究機関に紹介し、有効活用いただくことを目指した、ショートセミナー、「産総研―福井大学ジョイントセミナー」を行います。
初回は、産総研で開発した「フェムトリアクター」という超精密反応制御装置をトピックとして取り上げました。繊維加工、メッキ、化学合成、ナノ粒子合成、廃液抑制プロセスなど、多様な用途への応用が期待できます。
講演は福井大学でのオンサイト講演、およびZoomによるオンライン講演のハイブリッドとなっております。1時間半ほどの短い講演会としております。ご興味のある方はお気軽に参加いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いします。

開催概要
日時 2020年12月2日(水)10:30〜11:55
開催
方式
【オンサイト】(事前にお申込みください)
・場所:福井大学 産学官連携本部 3F研修室(文京キャンパス) →交通アクセス
・感染症予防のため、福井大学でのオンサイト受講は、先着15名迄とさせていただきます。

【オンライン】(事前にお申込みください)
・Zoomによるオンライン配信を予定しています。
・参加登録頂いた方に視聴方法をお知らせいたします。
主催 産業技術総合研究所 福井サイト、福井大学 産学官連携本部
参加費 無料
内容 10:30-10;35 趣旨説明(5分)

10:35-11:05「化学反応の精密制御を可能にするフェムトリアクター:原理と応用」
(国研)産業技術総合研究所 環境創生研究部門 招へい研究員 脇坂昭弘
フェムトリアクターはフェムトリットル(直径数μm)の極微小液滴を反応場とすることで、2液混合の高速化、温度制御の高速化、加熱時間の制御を可能にして、化学反応の精密制御を実現する技術です。極微小液滴はエレクトロスプレー法により生成されるため、液滴の移動を電場で制御して、様々な反応制御に応用することができます。応用実例として、ナノ粒子サイズ制御、高分子材料合成制御、低環境負荷めっき技術、低環境負荷染色技術について紹介します。

11:05-11:35「フェムトリアクター技術を利用したナノ繊維不織布の作製」
(国大)福井大学 学術研究院工学系部門 教授 中根幸治
高分子溶液を紡糸液として液体中でエレクトロスピニングを行い、ナノ繊維からなる不織布を作製するフェムトリアクターを応用した技術です。酢酸セルロースナノ繊維の作製を中心に当研究室で得られた知見と今後の展望を紹介します。

11:35-11:45「フェムトリアクターによる金属ナノ粒子量産化」
日華化学(株)イノベーション推進本部 本部長 松田光夫
フェムトリアクターを用いて、金属イオン水溶液と還元剤を反応させることで、容易に金属ナノ粒子を得ることができます。産総研との共同研究で、エレクトロスプレーの微小液滴を有機相/水相の界面で反応させ、生じた金属ナノ粒子を効率よく回収できる界面反応場型フェムトリアクターを開発しました。主に銀ナノ粒子において検討した、マルチノズル方式による量産化と、そのサイズ・形状の制御技術の可能性について紹介します。

11:45-11:55 総合討論(10分)(脇坂昭弘様・中根幸治先生・松田光夫様)
フェムトリアクターを使った新しい物質・材料製造の可能性について、3人の先生方にご議論いただきます。(皆様方からのご質問も歓迎いたします)
申込
方法
メールに以下の項目をご記入の上、次の送付先までお送りください。

1)ご氏名 2)ご所属・役職 3)参加方法の別(オンライン/オンサイト(福井大))

送付先:M-fukui-aist-ml@aist.go.jp(産業技術総合研究所 福井サイト)
問合せ 産業技術総合研究所福井サイト 中村 浩之
E-mail: M-fukui-aist-ml@aist.go.jp

福井大学 産学官連携本部 勝木 一雄
E-mail: kazuok2@u-fukui.ac.jp









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