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もず・ふるいちこふんぐん こどもQ&A

埴輪にはどんな種類があるの?

[画像:答え]
古墳にたくさん置かれた埴輪(はにわ)にはさまざまな形のものがあります。種類は大きく分けて、5つあります。
それは、①筒(つつ)や壺(つぼ)の形をしたもの、②かぶとやたて・船などの道具の形をしたもの、③家の形をしたもの、④馬や鹿(しか)、いのしし、鳥などの動物の形をしたもの、⑤人の形をしたものの5つです。
また、古墳時代の初めごろは、①筒形のものしかありませんでしたが、時代を経るにつれて埴輪の種類が増え、百舌鳥・古市古墳群の時代には、④動物や⑤人物などたくさんの種類のものが作られました。
①円筒埴輪(茶山遺跡出土)羽曳野市教育委員会提供、②船形埴輪(岡古墳出土)藤井寺市教育委員会提供、③家形埴輪(美園古墳出土)大阪府立近つ飛鳥博物館提供、④犬形埴輪(百舌鳥梅町窯跡出土)堺市教育委員会提供/馬形埴輪(陵南赤山古墳出土)堺市教育委員会提供/水鳥形埴輪(津堂城山古墳出土)藤井寺市教育委員会提供、⑤力士形埴輪(今城塚古墳出土)高槻市教育委員会提供/人物形埴輪(蕃上山古墳・青山2号墳出土)大阪府立近つ飛鳥博物館提供

埴輪は何に使われたの?

埴輪を作っている様子(イラスト:早川和子氏)高槻市教育委員会提供

[画像:答え]
埴輪は、古墳の上やまわりに並べられた古墳のかざりです。
かざりといっても種類ごとにちがった役割があったようで、①の筒形の円筒埴輪はたくさん作られ、墳丘のいたるところにならべられました。
②から⑤の動物や人の形をしたものは、ごく一部の大切な場所にならべられ、古墳に埋められた人の力をしめしたり、もしかしたら、そのお葬式の様子をあらわしていたのかもしれません。
ちなみに、日本で一番大きい仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)には、3万本以上の埴輪が置かれたと言われています。

百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議
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