自主防災組織への参加について
更新日:2012年12月19日
自主防災組織の必要性
地震などの大災害が発生すれば、どんな被害が発生するでしょうか?例えば、
(1)建物が倒壊し、各地で同時に火災が発生する
(2)地滑りや崖崩れが発生する
(3)道路が寸断、渋滞が発生する
(4)電話、電気、水道、ガスなどのライフラインが途絶する
などでしょうか。こんなとき、あなたならどうしますか?
参加しましょう!自主防災組織に!!
かけがえのない生命や財産を守るためには、みなさん自身が災害の初期段階で適切な防災活動を行うことが大変重要です。また、各自が勝手に行動していたのではとても大災害には立ち向かえません。みなさんが団結し、組織的に活動することによって、最大の効果が発揮できるのです。
つまり、自主防災組織とは、「自分たちのまちは自分たちで守る」という、地域住民の自衛意識と連帯感に基づいて結成される防災組織なのです。
私たちのまちの自主防災組織って?
堺市では小学校区1つにつき1つの自主防災組織が結成されるよう働きかけており、平成22年1月現在で93団体が結成されています。
自主防災組織って何をしているの?
だいたい次のようなことをしています。(組織によって違います。)
(1)防災訓練
消火器やバケツを使った消火訓練、毛布と物干しを使った救出救護訓練、炊き出し訓練など、身体で覚えることが何よりです。
(2)防災知識の普及・啓発
防災知識を高めるために、講習会やビデオ上映会などを行っています。また、防災チラシや防災パンフレットなどの発行をしています。施設見学会をすることもあります。
(3)防災資機材の整備と点検
消火、救出・救護、応急手当などに必要な資機材を整備しています。
例→消火器、ジャッキ、バール、のこぎり、ハンマー、スコップ、ペンチ、ロープ、毛布、担架、リヤカー、三角巾など
自主防災組織の構成は?
災害時に安全を確保するためには、みんなで手分けすることが効果的ですから、いくつかの専門班に分け、何をどうするのか確認しておく必要があります。
例として次のような班編成が考えられます。(組織によって違います。)
(1)情報班
災害に関する情報を収集し、住民に正しい情報を伝えます。また、デマの防止に努めることも重要な役割です。
(2)消火班
初期消火活動を担当します。防災機関の到着後は、その指示に従って協力してください。
(3)避難誘導班
すばやく安全な避難ルートを確定し、住民を避難誘導します。
負傷者救出、救護所への搬送等救護活動を実施するとともに、一般住民の協力を呼びかけたり、高齢者・障害者などの災害時要援護者(災害弱者)の安全確認や、支援に駆けつけます。
(4)給食・給水班
炊き出しを実施したり、防災機関の行う給水活動・救援物資の配給等に協力します。
何か得意な分野はありましたか?
最後に
阪神・淡路大震災では、地域の助け合いが大きな力を発揮したといいます。
がれきの山から懸命の救出活動をした、みんなで消火器を持ち寄って消火活動をした、などあらゆる防災活動が行われました。
とかく現代人の生活は近所づきあいが希薄になりがちだといわれていますが、災害が発生した場合に被害を最小限にくい止めるためには、自分の身体や家は安全というだけでは本当の安全とはいえません。そのためには、日ごろからコミュニティ活動を活発にし、地域の助け合いや触れ合いを強めておくこと、それが平常時の自主防災活動の基本です。
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