世界基準を上回る実習時間
Topics
めざせ!作業療法士と保育士のWライセンス
作業療法学科に「保育士」資格の取得をサポートするカリキュラムが誕生しました(2024年度以降の入学生が対象)。新しい科目「保育学入門」と作業療法士になるための授業や実習をとおして、Wライセンス取得に必要な知識・技術の両面を学ぶことができます。保育・教育現場での作業療法は、お子さんの支援として近年注目されている分野。卒業後の活躍の場も広がります。
- 世界標準の
実習時間
- 1000時間を超える実習時間を確保するなど、世界作業療法士連盟(WFOT)認定校として世界標準の学びを提供します。また、実習前指導と実習後のフィードバックやOSCEをとおして、学びをより確実なものとします。
- シンメディカル体験・
学生参画型プロジェクト
- チーム医療における役割分担のみならず、協働の中でさまざまな自分を引き出される学びを経験し、さらに学生参画型産官学連携プロジェクトへの関わりによって、学生が自ら考え、取り組み、社会の中で成長することを支援します。
- 知識・技能・態度の
段階的学習と洗練された
国家試験対策指導
- 大学で身につけるべき知識・技能・態度を段階的に、しかも確実に習得するための効果的な学習システムを構築し、最終学年では洗練された指導によって高い国家試験合格率をめざします。
取得可能資格
-
作業療法士(国家試験受験資格)
- 病気やケガなどが原因で身体に障がいを抱えた方に対し、医師の指示のもと、作業療法を行います。また、身体的、精神的なケアを中心に、日常生活に必要な能力を取り戻すための訓練や指導に取り組みます。
-
保育士(保育士試験受験資格)
- 保育学入門を中心とした講義と保育現場での演習などをとおして、保育学の知識、技術を伝え、年に2回実施される保育士試験に合格することを全面的にサポートします。
-
メイクセラピー検定
- 化粧をすると心が生き生きしたり、外に出ていく意欲が生まれ、行動変容につながるといわれています。身だしなみ講座など医療福祉で実践している教員が希望者にメイクセラピー検定の受験のサポートをし、合格まで導きます。取得後は医療福祉分野で活動する幅も広がります。
福祉住環境コーディ
ネーター
検定試験®2級※(注記)1
メンタルヘルス・
マネジメント®検定試験
III種※(注記)2
- ※(注記)1 福祉住環境コーディネーター検定試験®は、東京商工会議所の登録商標です。
- ※(注記)2 メンタルヘルス・マネジメント®は、大阪商工会議所の登録商標です。
- 就職率(2025年3月卒業生実績)
- 100%
- 作業療法士/
国家試験合格率(2025年3月実績)
- 100%全国平均:92.5%
- 国家試験合格率は、新卒者で計上しています。
- 就職率は、卒業生のうち国家試験不合格者、進学者、就職意思のない者を除いています。
活躍の場
(一例)
- 病院・クリニック
- 地域包括支援センター
- 特別支援学校
- リハビリテーションセンター
- 障がい者就労支援機関
- 保健所・保健センター
- 福祉施設
(障がい者・児童・高齢者・生活介護)
- 訪問看護ステーション
- 作業療法士の養成機関
学びの流れ
豊富な実習を通じて、実践力を身につけるためのカリキュラム
1年次
1年次
教養科目や医療専門職の基盤となる基礎知識を学び、臨床実習を通してこれらの知識が作業療法の基盤とつながっていることを確認します。
- 1年生カリキュラム
- 生体構造論I・II・III、生体機能論I・II・III、リハビリテーション医学、コミュニケーション論、臨床心理学、救命救急学、作業療法学総論、基礎作業学、基礎作業学実習I・II、保健医療福祉実習、臨床見学実習I・II...など
2年次
2年次
臨床医学系の知識や作業療法の概念および評価方法を学び、臨床実習では評価の実践とその結果をこれまでの知識から考察する経験をします。
- 2年生カリキュラム
- 機能神経解剖学、基礎運動学、基礎運動学実習、バイオメカニクス、内科学I・II、整形外科学I・II、精神医学I・II、老年医学、身体機能評価学演習、精神心理評価学演習、作業療法評価学演習I、作業療法治療学総論...など
3年次
3年次
作業療法の介入方法に関する知識や技能を学び、臨床実習では実際に対象者を評価し、介入する経験をします。対象者の困りごとを評価・分析し、その原因を解明するとともに、解決策を考えて、それを検証する経験をします。
- 3年生カリキュラム
- 住環境コーディネート論、メンタルヘルス論、生体機能計測論、作業療法治療学演習、発達過程治療学演習、精神心理治療学演習II、身体障害治療学演習II〜V、日常生活・環境作業療法学演習、作業療法研究法、義肢・装具学、地域作業療法学I・II、臨床地域作業療法実習...など
4年次
4年次
これまでの学びを総括し、臨床での実践的知識・技能・態度として汎化するための総合臨床実習を行います。
そして、学びの集大成としての卒業研究に取り組みます。
- 4年生カリキュラム
- 総合臨床実習I・II、脳・認知科学作業療法論、卒業研究、ヘルスプロモーション、作業療法総合演習...など
幅広い作業療法を実践し、質の高い専門知識を身につけます。
実習
藍野病院をはじめ、リハビリテーション病院や高齢者施設、精神科病院、発達支援センター、地域のNPO法人など、多岐にわたる施設で臨床実習を実施します。
障がいを抱える様々な患者さんと接することで、幅広い作業療法を身につけられるように取り組みます。
主な
実習先一覧
- 藍野病院
- 藍野花園病院
- 藍野療育園
- 愛仁会リハビリテーション病院
- 青葉丘病院
- 茨木医誠会病院
- ヴォーリズ記念病院
- 淡海医療センター
- 近江温泉病院
- 大阪医科薬科大学病院
- 大阪急性期・総合医療センター
- 大阪整肢学院
- 関西リハビリテーション病院
- 貴志川リハビリテーション病院
- 北大阪ほうせんか病院
- 京都回生病院
- 京都武田病院
- 京都民医連あすかい病院
- 神戸平成病院
- 滋賀県立精神医療センター
- 十条武田リハビリテーション病院
- 市立池田病院
- 千里リハビリテーション病院
- 高島市民病院
- 武田総合病院
- 彦根中央病院
- 琵琶湖中央リハビリテーション病院
- 星ヶ丘医療センター
- ボバース記念病院
- 南草津病院 など
Students'
Voice
髙橋さん
「発達過程治療学演習」は、グループワークや個人学習などで主体的に取り組むことが求められます。学生同士で意見を交換するので、自分では気づかなかった様々な視点の介入方法を身につけることができました。演習で学んだことを、臨床実習に活かしています。
Students'
Voice
中島さん
実習では、作業を通じて身体や精神にどのような影響があるのかを、自ら体験しながら学びます。革細工の実習では、思った以上に力が入らないことを実感し、どんな患者さんがどの作業に適しているか、どのような工夫が必要かを深く考えることができました。
大学の
取り組み
Students'
Voice
櫻井さん
作業療法士の専門領域の中でも、私の関心があるのは小児分野の「発達障害領域」です。施設での見学実習を経て、子どもとの接し方を学んでおきたいと考え、大学主催の親子向けイベントにボランティアとして参加しました。私の担当は「親子遊び」で、おもちゃを使って赤ちゃんと遊ぶこと。これまで乳幼児と接する機会がなく、最初はぎこちないながらも、目を合わせて笑顔で接するよう心がけました。一緒に参加した友人の上手な接し方を参考にするなど、実際に接したからこそ得られた学びがありました。今後もこのような機会に積極的に参加し、対象者やその家族の心に寄り添い、笑顔で接することのできる作業療法士をめざします。
キャリアサポート
学生の希望にあわせて個別にサポート。
就職担当教員を中心として、履歴書の添削、面接の練習、エントリーシートの記入に関する講座などを実施。各教員が藍野大学のネットワークを生かし、学生の希望にマッチングする就職先の個別サポートを行います。
- 病院(実習先中心)による就職説明会
- エントリーシート講座などの就職前サポート
-
- 就職担当教員を中心に履歴書の添削や面接の練習
- 藍野大学のネットワークを生かした就職先のマッチング
就職先内訳
- 就職率(2025年3月卒業生実績)
- 100%
- 求人施設数(2025年3月卒業生実績)
1人当たりの求人施設数26.7件
※(注記)募集人員40名で計算して
います。
- 1,069件
就職先一覧
- 愛仁会リハビリテーション病院
- 医真会八尾リハビリテーション病院
- 茨木医誠会病院
- ヴォーリズ記念病院
- 宇治おうばく病院
- 淡海医療センター
- 大阪医科薬科大学病院
- 大阪急性期・総合医療センター
- 大阪たつみリハビリテーション病院
- 株式会社LITALICO
- 関西リハビリテーション病院
- 京都回生病院
- 京都済生会病院
- 京都武田病院
- 京都民医連あすかい病院
- 甲南医療センター
- 公立甲賀病院
- 済生会守山市民病院
- 滋賀県立精神医療センター
- 高島市民病院
- 長浜赤十字病院
- 発達支援ルームピースプラント
- 放課後等デイサービス FLOW
- ボバース記念病院
- 洛西シミズ病院 など
髙橋さん
2024年卒業
ボバース記念病院/勤務作業療法士 髙橋さん
卒業生からのメッセージ
患者さんのできるを増やす、
リハビリテーションを
通して感じる仕事の意義。
作業療法士として、脳性麻痺の方のリハビリテーションに携わっています。リハビリを通じて、患者さんが少しずつできることを増やし、自分らしい生活を取り戻していく姿を見るたび、この仕事の意義を強く感じています。
藍野大学を選んだ理由は、実習が充実していること。2年次以降の実習では、単にカリキュラムをこなすのではなく、「自分に何ができるのか?」を常に考えながら患者さんと向き合いました。この経験が、今の仕事につながっていると実感しています。
現在は、発達領域への関心が高まり、小・中学生の支援をしたいと考えています。藍野大学では、先生との距離が近く、一人ひとりに合ったサポートが受けられるので、充実した学びと学生生活が送れるはずです。