病院長のあいさつ

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当院は昭和27年、結核対策に重点を置く154床の「幌南病院」として開設されました。その後、地域の皆さまとともに歩み、札幌の街の発展とともに増床を重ね、平成18年に全面新築し「KKR札幌医療センター」と改称いたしました。平成21年には地域がん診療連携拠点病院、平成22年には地域医療支援病院の認定を受け、現在は410床を備える総合病院として地域医療を担っております。

当院の診療の柱は「がん診療」と「救急医療」です。高度で先進的な医療機器や専門診療科を備えながら、地域の基幹病院として多くの診療科が協力し、患者さんを"1つの疾患ではなく、さまざまな病状や生活環境を抱える1人の人"として総合的に診療することを大切にしています。がん診療においては先進的な治療と緩和ケアに力を注ぐ一方で、働く世代や小児・学童が安心して暮らせる社会を目指し、救急医療の充実にも努めております。超高齢社会を迎えた今、複数の慢性疾患を抱える患者さんに対しては、生活の質(QOL)の維持・向上や疾患の緩和を目標にした医療を提供し、寄り添う姿勢を大切にしています。

私たちはこれからも、患者さんが住み慣れた地域やご自宅で安心して暮らせる「地域完結型」の医療を目指し、多くの診療科が協力して、地域の病院や診療所・クリニックと連携して、地域に根差した医療機関としての責務を果たしてまいります。

寄り添うKKR(こころ)、安心をあなたに KKR札幌医療センター 病院長 磯部 宏