MISC

2021年5月

ラムシルマブ投与患者における蛋白尿発現のリスク因子に関する検討

医療薬学
  • 田中 智也
  • 蔵田 靖子
  • 高瀬 尚武
  • 樋本 繭子
  • 新免 徹
  • 檀 和貴
  • 鍛治園 誠
  • 正岡 康幸
  • 中本 秋彦
  • 名和 秀起
  • 北村 佳久
  • 池末 裕明
  • 室井 延之
  • 千堂 年昭
  • 三木 育子
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47
5
開始ページ
250
終了ページ
255
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本医療薬学会

ラムシルマブ(RAM)投与前に蛋白尿を認めなかった患者群を対象に、RAM投与後に蛋白尿2+以上の発現に影響を与えるリスク因子を評価した。対象患者は86例であり、男性53例、女性33例であった。対象患者86例中、蛋白尿1+以上を認めた患者は54例(64.3%)、そのうち蛋白尿2+以上を認めた患者は21例(24.4%)であった。RAM投与時における蛋白尿2+以上の発現に関するリスク因子を検索するため単変量解析を行った。その結果、RAM投与開始時点で降圧薬を併用およびベバシズマブ(BV)投与歴ありについて統計学的に有意差が認められた。多変量解析で有意な関連を認めた2項目について多変量Cox比例ハザードモデルにて解析を行った。その結果、BV投与歴が蛋白尿2+以上の発現に有意に関連する因子であった。BV投与歴が蛋白尿2+以上の発現リスクを有意に上昇させることが示されたため、BV投与歴の有無とRAM投与開始後に蛋白尿2+以上を認めるまでの期間をカプラン・マイヤー曲線で示した。BV投与歴を有する患者ではより早期に蛋白尿2+以上を認めた。さらに、RAM投与期間中における蛋白尿の程度を比較すると、BV投与歴を有する患者群およびBV投与歴のない患者群における蛋白尿1+以上の発現率はそれぞれ69.0%および59.7%であった。さらに蛋白尿2+以上の発現率はそれぞれ41.4%および15.8%で、BV投与歴を有する患者群で有意に高かった。BV投与時に蛋白尿を認めた10例および認めなかった19例における、RAM投与時に蛋白尿2+以上を発現した割合はそれぞれ40.0%(4/10)および42.1%(8/19)であった。

リンク情報
URL
https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2021&ichushi_jid=J03520&link_issn=&doc_id=20210519230004&doc_link_id=%2Fdb5pharm%2F2021%2F004705%2F004%2F0250-0255%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdb5pharm%2F2021%2F004705%2F004%2F0250-0255%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 1346-342X
  • eISSN : 1882-1499
  • 医中誌Web ID : 2022073858

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