2021年7月 - 2024年3月
時間という認知枠組みの発達への天変地異による影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
大災害や戦乱、疫病で社会が混乱すると、過去に生じなかったことが現在に生じ、現在に生じたことが未来に生じることを期待できない状況が続く。本研究は、過去・現在・未来を順接的にとらえられないような不安定な環境を発達段階で経験した群において時間枠組の形成を調査し、その形成の個人差を明らかにする。
研究実施計画で挙げたとおり、本研究では二つの作業仮説「不安定な環境は過去から未来への接続度合いを弱める」および「不安定な環境は未来についての想像による行動選択への影響を弱める」を掲げ、この検証のため量的な面を明らかにする認知課題と質的な面を明らかにする面接・質問紙調査を実施する。具体的には、ひとつめの作業仮説を検証するために1.過去から未来への認知的つながり度合を測定するタスク、2.時間的展望課題、3.質問紙および面接調査を実施する。ふたつめの仮説を検証するためには、1.想像課題を取り入れた時間割引率課題、2.時間的展望課題、4.質問紙および面接調査を実施する。これら複数の課題から得られたデータを組み合わせることで、時間枠組みの形成の個人差を明らかにする。
対象とするのは東日本大震災を経験した群および経験しなかった群で、令和4年度までに大学生での調査を、同5年度までにそれより若い層での調査を、それぞれ実施することを予定している。
7月から開始した令和3年度には倫理申請・眼球運動測定装置や市販質問紙の調達・質問紙の質問項目決定・認知課題のプログラム(時間展望課題・時間割引率課題など)作成を実施した。
また、当初は面接調査を予定していなかったが、参加者へのケアや質的データの重要性を重く考慮し、震災を経た群については質問紙調査のみでなく公認心理師の山田による半構造化面接を実施することとした。
研究実施計画で挙げたとおり、本研究では二つの作業仮説「不安定な環境は過去から未来への接続度合いを弱める」および「不安定な環境は未来についての想像による行動選択への影響を弱める」を掲げ、この検証のため量的な面を明らかにする認知課題と質的な面を明らかにする面接・質問紙調査を実施する。具体的には、ひとつめの作業仮説を検証するために1.過去から未来への認知的つながり度合を測定するタスク、2.時間的展望課題、3.質問紙および面接調査を実施する。ふたつめの仮説を検証するためには、1.想像課題を取り入れた時間割引率課題、2.時間的展望課題、4.質問紙および面接調査を実施する。これら複数の課題から得られたデータを組み合わせることで、時間枠組みの形成の個人差を明らかにする。
対象とするのは東日本大震災を経験した群および経験しなかった群で、令和4年度までに大学生での調査を、同5年度までにそれより若い層での調査を、それぞれ実施することを予定している。
7月から開始した令和3年度には倫理申請・眼球運動測定装置や市販質問紙の調達・質問紙の質問項目決定・認知課題のプログラム(時間展望課題・時間割引率課題など)作成を実施した。
また、当初は面接調査を予定していなかったが、参加者へのケアや質的データの重要性を重く考慮し、震災を経た群については質問紙調査のみでなく公認心理師の山田による半構造化面接を実施することとした。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K18574
- 体系的番号 : JP21K18574