2021年4月 - 2023年3月
拡散過程のダイナミクスにおける変化の検出と信用リスク分析への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
研究実施計画通り、(1) 企業の信用力(具体的には、自己資本と負債の関係)を表す拡散過程のダイナミクスにおける変化を検出するモデルと(2)そのパラメータ推定方法の研究を行った。企業の信用力は債務の返済能力を表し、信用力の変化を検出することは信用リスク管理の上で重要な課題である。本研究では、観察不可能な変数を導入せずに、観測可能なデータと明確な関係をもつメカニズムで拡散過程のパラメータが変化するモデルを考案した。また、市場データや財務諸表に基づく計算負荷の小さいパラメータ推定方法を確立した。
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第一に、業歴の長い大企業の信用力変化を長期的なプロセスとしてモデリングし、信用力を表す拡散過程が長期均衡水準を上回る回数に応じて均衡水準自体が変化する内生的メカニズムを構築した。本メカニズムによって、信用力変化時点の検出及び均衡水準の変化がもたらす信用力変化の数値化は可能である。本研究の成果をまとめた論文は日本ファイナンス学会第30回記念大会の発表論文として受理された。
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更に、企業の発行済株式の真の価値と時価総額を分けて扱い、後者の変動を記述する拡散過程のパラメータが観察可能な市場環境に応じて(市場参加者の行動に基づく明確なメカニズムで)変化するモデルを構築した。本モデルを用いて、発行済株式の真の価値の分布を導出し、市場データに基づくパラメータ推定方法を考案した。本モデルは市場参加者の行動を考慮した上で企業の内在的財務状況を捉えており、自己資本の真の価値の変化を検出することによって信用力の変化を検出する方法を提供している。
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第一に、業歴の長い大企業の信用力変化を長期的なプロセスとしてモデリングし、信用力を表す拡散過程が長期均衡水準を上回る回数に応じて均衡水準自体が変化する内生的メカニズムを構築した。本メカニズムによって、信用力変化時点の検出及び均衡水準の変化がもたらす信用力変化の数値化は可能である。本研究の成果をまとめた論文は日本ファイナンス学会第30回記念大会の発表論文として受理された。
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更に、企業の発行済株式の真の価値と時価総額を分けて扱い、後者の変動を記述する拡散過程のパラメータが観察可能な市場環境に応じて(市場参加者の行動に基づく明確なメカニズムで)変化するモデルを構築した。本モデルを用いて、発行済株式の真の価値の分布を導出し、市場データに基づくパラメータ推定方法を考案した。本モデルは市場参加者の行動を考慮した上で企業の内在的財務状況を捉えており、自己資本の真の価値の変化を検出することによって信用力の変化を検出する方法を提供している。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K13324
- 体系的番号 : JP21K13324
この研究課題の成果一覧
論文
2-
Masahiko Egami, Rusudan KevkhishviliStochastic Processes and their Applications 182 104563-104563 2025年4月 査読有り
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Rusudan KevkhishviliJournal of Risk 24(5) 51-73 2022年7月12日 査読有り
MISC
1-
Masahiko Egami, Rusudan KevkhishviliSSRN Electronic Journal 2023年6月
講演・口頭発表等
5-
ケヴヘイッシュウィリ ルースダン日本ファイナンス学会第5回秋季研究大会 2023年11月11日 日本ファイナンス学会
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ケヴヘイッシュウィリ ルースダンSIAM Conference on Financial Mathematics and Engineering (FM23) 2023年6月6日 SIAM Activity Group on Financial Mathematics and Engineering
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ケヴヘイッシュウィリ ルースダン第58回(2022年度冬季)JAFEE(日本金融・証券計量・工学学会)大会 2023年2月19日
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ケヴヘイッシュウィリ ルースダン日本ファイナンス学会第30回記念大会 2022年6月5日 日本ファイナンス学会