共同研究・競争的資金等の研究課題

2001年 - 2002年

捕食者―被食者複合系ダイナミクス下における防衛戦略分断と種多様化に関する研究

文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)

課題番号
13440227
体系的番号
JP13440227
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
14,000,000円
(直接経費)
14,000,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

本研究では、複数の捕食者-複数の被食者系の成立要因を幾つかのモデル動物を用いて行動生態学的に詳しく分析した。まず、同一種あるいはごく近縁種間において、捕食-被食者関係に大きな変異が存在するグループをとりあげ、相互作用に関連する形質の派生状況を系統学的におさえ、次に捕食者-被食者にかかる選択圧を行動・生態学的について詳しい比較研究を行った。造巣性のスゴモリハダニ種群のハダニにおいて、巣サイズ変異が社会性のレベルに相関し、大きい巣ほど社会性が発展し、小さい巣の種ほど社会性の発展レベルが低いこと、さらに、それぞれの変異種を襲う天敵の種類相が、巣のサイズによって大きく変化していることを示した。また、複数の捕食性天敵がこれらの社会性の発展に作用してきたこと、また社会性という「戦略」に対して、非社会性種に別の捕食者回避戦略、すなわち「巣による防護」が存在することを明らかにした。また、巣を集中させる(あるいは巨大巣をつくって集合する)か、散在させるかという、巣サイズに関連した行動変異も、天敵に対する"deluding"効果として、防御に機能していることを初めて実証することができた。さらに、この天敵の効果によって生じた社会性が、季節適応を通して変化していくことも示唆されるに至った。他に、ハムシ、アリ等における同様の現象あるいはその基礎データを得ることができ、全体として既に受理・公表された論文...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/13440227.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13440227
ID情報
  • 課題番号 : 13440227
  • 体系的番号 : JP13440227