2008年3月
フィジー社会における人種間格差の政治経済史-土地所有制度をめぐるインド系住民とフィジー系住民の対立-
大阪市立大学経済学部経済格差研究センター(CREI)ディスカッションペーパー
- 髙橋 玲
- 巻
- 号
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
現代のフィジー社会では、ネイティブフィジアン優遇政策がとられている。これは、英国植民地時代に制定されたフィジー人優遇の土地所有制度にそのルーツがある。ネイティブフィジアンのみがフィジーにおける土地を所有することができると制定され、現在でもこの法は有効である。フィジー人口の約半数を占めるインド人とネイティブフィジアンとの間には、政治経済的な格差問題が様々な形で表出している。本稿では、不安定な社会生活を余儀なくされているインド系住民の実態に焦点を当てて分析する。