1985年4月
日本の政治史に関する研究
個人研究 日本政治史
- 担当区分
- 研究代表者
- 資金種別
- その他
本研究では、対象時期を室町、戦国時代に設定し、その時期に、地方政権として成立をしていた大名の家に於ける「公儀性」成立の過程を検証しようとするものである。その「公儀性」を形成するポイントにはいくつもの要素があった。例えば、一定程度の広域的な版図の保持、軍事力の強化、家臣団編成の実施と組織化、土木工事や民政等、公共的な施策の実施、経済への積極的な関与、京都に存在していた朝廷や室町幕府との関係の見直し、などと言った具合である。こうした施策の実施に成功した大名家のみが、戦国時代を生き残り、織豊期大名を経て、近世大名へと成長を遂げることが出来たものと推測される。