MISC

査読有り 招待有り 責任著者 本文へのリンクあり
2024年12月3日

大雪と大地震

柏崎日報
ダウンロード
回数 : 44
  • 小林 健彦

36163
開始ページ
1
終了ページ
1
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
出版者・発行元
柏崎日報社

文亀元年(1501)12月10日(太陽暦1502年1月18日)の巳刻(午前10時)頃、越後国で大規模地震が発生した。それは連歌師宗祇の弟子 柴屋軒宗長が記した『宗祇終焉記』の記事に依りその詳細が明らかとなる。これは、大雪と大地震との複合災害であった。『理科年表』では震央東138.2度、北緯37.2度(上越市直江津付近)と評価され上越市付近で大きな揺れを感知した。上越地域のみならずかなり広範な地域で地震の強い揺れを感知し甚大な被害発生の可能性も指摘される。この震災以降、当地域では大規模な地震発生の記録は無く、現在、相当程度のひずみエネルギーが地下に蓄積されていることが想定される。更に今後、気候変動要因(特に日本海の海面水温の高さ)で暫くの間は湿雪系の大雪傾向にあるものと推測される。次回への備えを怠るべきではないであろうと結論付けた。地域の新聞記事として災害事象を分かり易く解説したものである。

エクスポート
BibTeX RIS