2015年11月25日
通信路容量を達成する出力分布の射影アルゴリズムによる探索について
第38回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2015)
- 中川健治 ,
- 渡部康平 ,
- 佐武拓斗
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 電子情報通信学会
- 開催地
- 岡山県倉敷市
離散的無記憶通信路の通信路容量Cは相互情報量の最大値として定義される。Cはまた,Kullback-Leibler(KL)情報量に関するmin-max問題の解としても定式化される。通信路容量に関するmin-max問題におけるKL情報量をユークリッド距離に置き換えると,ユークリッド空間における類似の問題が得られる。それは,有限点集合に対する最小包含円の問題である。本論文では,ユークリッド空間における最小包含円問題を幾何的に考察し,ユークリッド距離に関するmin-max問題の解を計算するアルゴリズムを開発する。そして得られたアルゴリズムを通信路容量に関するmin-max問題に適用して,通信路容量を達成する出力分布を計算するアルゴリズムを作る。このようなアプローチをとる理由は,ユークリッド幾何は我々にとってなじみがある幾何なので,新しい幾何的なアルゴリズムを作りやすいからである。