2010年4月 - 2015年3月
計算とシミュレーションによるがんシステム学の創成
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)
数学とスパコンを駆使した大規模データ解析と数理モデリングをがん研究に融合するシステムがん研究を創成した。システムがん研究のためのシステムの構築と計算システム生物学の方法論を班員の各研究に導入し、スパコンを活用し、ウェットとドライの融合研究を活発化させた。その結果、がんのシステムの俯瞰的理解が飛躍的に進み、小川誠司との骨髄異形成症候群の共同研究では、RNAスプライシングの異常ががんの発症に関わることを示した世界で初めて示し、がん研究の歴史に刻まれる発見となった。高橋隆との共同研究では、肺腺がんの予後のスイッチを入れているハブ及びネットワークを発見した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 22134004
- 体系的番号 : JP22134004