2025年3月31日
小規模ワイナリーの販路規定構造 : 北海道余市町を事例として
北海道大学農經論叢
- 阿部, 友花 ,
- 吉田, 知樹 ,
- 坂爪, 浩史
- 巻
- 78
- 号
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 72
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 北海道大学大学院農学研究院
本研究の課題は,余市町における小規模ワイナリーの販路規定構造を明らかにすることである.分析の結果,以下のことが明らかとなった.創業動機が事業多角化であったワイナリーは既存事業による卸売流通網を活用している.創業が早かった旧ワイナリーは第⚗次ワインブームの中,比較的容易に先発型の酒販店と結合した.これに対して,創業が比較的新しいワイナリーは市場拡大が一段落する中でより多くの努力を払い,単独もしくは修業先の紹介を得て,同じく提携ワイナリーを探していた後発型の酒販店と結合するに至っている.さらに,先発型の酒販店は新ワイナリーの営業も受容し,後発型の酒販店も旧ワイナリーに営業をかけて取引に至っている.このように,小規模ワイナリーの販路構造を規定したのは,創業時のワイン市場の状況,すなわち拡大期か成熟期か,に対応したワイナリーの販路開拓行動であったといえる.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0385-5961
- CiNii Books ID : AN0020151X
- CiNii Research ID : 1050587981426238720