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だいやまーく西武0-4ソフトバンク(19日、ベルーナドーム)

ついに難敵に土を付けた。過去3度対戦し、計24イニングでわずか1点しか奪えていなかった西武の武内夏暉から4得点し快勝。これまで苦しめられてきた相手だっただけに、小久保監督も「このチームで初めて戦術を打線に求めた。ずっとやられっぱなしだったので」と納得の白星を振り返った。

左腕攻略の先頭に立ったのは、アピール中の3年目正木智也だった。互いに無得点で迎えた4回2死二塁。外角のチェンジアップに食らいつき中前へ先制打を放った。4日の対戦では3打数無安打と苦しんだだけに「いっぱい映像を見て対策した。自分の中で整理した結果が落ち着いた対応をできた」とうなずいた。牧原大成にも適時打が飛び出し武内から2点を挙げた。

正木は7回にも先頭で右前打。その後の甲斐拓也と今宮健太の適時打でダメ押しの2得点につなげた。正木は17日のロッテ戦から6打席連続安打。定位置確保に向け「今は本当に自分のやるべきことをやるだけ」と力を込める。

今季10度目の零封勝ちで、対西武戦勝ち越しにも早くも王手をかけた。失速気味だったチームにとって7月初の3連勝。球宴前最後の3連戦初戦を制した。それでも小久保監督は「7月負けてばっかりやもんね」と冷静さを失わない。前半戦をいい形で締めくくるためにも、この1勝の価値は大きい。(鬼塚淳乃介)

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鬼塚 淳乃介

鬼塚 淳乃介

記者

大谷翔平や守護神・オスナと同い年。 2019年の入社後、日田支局を経て、2022年からソフトバンク担当。 趣味はサウナと食べ歩き。熊本県出身で、ロアッソ熊本のサポーターとして遠征することも。

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