ソフトバンクは25日、全選手との契約更改を終えた。今季は3位に終わり、3年連続でV逸。支配下の50選手(今秋のドラフトで指名した新人、外国人選手を除く)の契約更改は明暗が分かれた。

嶺井と近藤のフリーエージェント(FA)加入組以外のアップ更改は23人(投手12人、野手11人)。自己最多の45試合に登板した田浦は2040万円増の年俸3000万円で、約3・1倍の大幅昇給となった。チーム2位の8勝を挙げた和田は3500万円増の年俸2億円プラス出来高払いでサインし、順調にいけば来季国内FA権を取得する牧原大は2000万円増の年俸1億円プラス出来高払いで大台到達し、新たに年俸変動制の3年契約を結んだ。

ダウン更改は11人(投手4人、野手7人)。チーム最高年俸の柳田が5000万円減の年俸5億7000万円プラス出来高払い、石川が3000万円減の年俸1億2000万円プラス出来高払いなど主力の減俸が相次いだ。

3年連続V逸で〝厳冬更改〟も予想されたが、来季の年俸総額(近藤、嶺井を除く)は計1億400万円増えた。11年ぶりとなる4人の保留者は全て2度目の交渉でサインした。

三笠ゼネラルマネジャー(GM)は「1年通して皆さん頑張ってもらったものの、順位が3位。個人成績でも規定打席や規定投球回には届かないけど、試合に出て頑張ってもらった選手が多い。そのあたりで球団の査定システムに基づく提示と、(選手の)イメージとの差がいつもより大きくなっているのかな」と語った。

今オフは森や嘉弥真ら主力級のベテラン、上林ら実力者を戦力外とし、外国人野手もガルビス、アストゥディーヨ、デスパイネら全員と契約更新しないなど計15億円規模の〝コストカット〟を断行。その一方で西武からFA宣言した山川を獲得。待望の右の大砲が加わった来季、青写真通りに4年ぶりの覇権奪回はなるか―。(鬼塚淳乃介)

• 「2024年が負けで終わったっていうのは歯がゆい」侍ジャパンの5番栗原陵矢が味わった2度目の悲哀と誓ったリベンジ【プレミア12】

  「2024年が負けで終わったっていうのは歯がゆい」侍ジャパンの5番栗原陵矢が味わった2度目の悲哀と誓ったリベンジ【プレミア12】

  2024年11月24日 23:49

• 「感謝を伝える場なので」ソフトバンク石川柊太、ファンフェスティバルに参加 国内FA権行使「今のところ進展は...」

  「感謝を伝える場なので」ソフトバンク石川柊太、ファンフェスティバルに参加 国内FA権行使「今のところ進展は...」

  2024年11月24日 18:04

• 「キャッチャーとしてすごくうれしい」ソフトバンク甲斐拓也、FA獲得に乗り出す巨人の阿部慎之助監督からのラブコールに感謝 パレードでは残留望む声も

  「キャッチャーとしてすごくうれしい」ソフトバンク甲斐拓也、FA獲得に乗り出す巨人の阿部慎之助監督からのラブコールに感謝 パレードでは残留望む声も

  2024年11月24日 18:00

• 【11.24パレード&ファンフェスティバル2024】おタカらギャラリー

  【11.24パレード&ファンフェスティバル2024】おタカらギャラリー

  2024年11月24日 17:55

鬼塚 淳乃介

現在記事はありません。