◆だいやまーくみやざきフェニックス・リーグ ヤクルト5―2ソフトバンク(24日、西都)

ソフトバンクの井上朋也内野手(20)がファームで再出発を切った。2軍のフェニックス・リーグに合流し、3番三塁でスタメン出場。4打数無安打と結果は残せなかったが、1軍での収穫を手に来季のレギュラー定着を誓った。

高卒3年目のドラフト1位は今季、1軍でも実績を残した。15試合に出場し、打率2割6分3厘、1本塁打、3打点。右の大砲候補はプロ初出場、初安打、初本塁打、初打点と〝初〟を刻んできた。2軍に再合流した井上に〝事情聴取〟した小久保新監督は「今日聞いたのは、1軍に行って参ったか、ちょっと自信になったか、どっちやって。『なんとかなりそう』という感じだった。(試合での)対応を見たらそう見えたので。今年の2月からやってきた打ち方は間違っていなかったということになると思う。これからもっとレベルアップしないといけないけど、コテンパンにやられてという感じではなかった」と明かした。

井上自身も収穫と課題を明らかにしていた。「手応えのある部分はもちろんある。そこは自信にして、課題も見つかったのでそこをオフシーズンに取り組んで、来年は勝負できるように頑張りたい。(手応えは)バッティングですね。あとはボール球(への対応)。自分のストライクゾーンをつくるところ。振らされることが多いので、それをなくしていったら必然と率も残る。そこは課題です」と自己分析した。

この日、11月に開催される「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の日本代表が発表され、ソフトバンクからは若手中心の「侍ジャパン」に12球団で唯一、選出がなかった。井上の同学年では秋広優人(巨人)が選出され、高橋宏斗(中日)は3月のWBCにも出場している。「目標なので。頑張りたいです」。近い将来の侍も目指し、まずはチームの正三塁手をつかみ取る。(小畑大悟)

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小畑 大悟

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