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バブル世代に蔓延する"椅子取りゲーム"の暗雲
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周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の"バブルさん"、ゆとり世代の"ゆとりちゃん"。当連載では、そんな2つの世代を対象に、就職氷河期世代の"氷河期くん"(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。
今回は、再びバブルさんへの取材。当連載の第2回では男性のバブルさんに登場いただいたが、今回は女性のバブルさん。個人的には、この世代の女性はあまり得意なタイプではないのでドキドキしている。お会いしたのは、大手商社で働く斉賀さん(1965年生まれ、45歳)。少し緊張を覚えながらも、四ツ谷の"もつ煮"が美味しい居酒屋で話を聞くことにした。
<今回のバブルさん>
斉賀 杏子さん(仮名)
年齢:45歳(1965年生)
業種:総合商社の法人向け営業
最終学歴:都内私立大卒
出身:神奈川県
現在の住まい:板橋区(独身、一人暮らし)
家族構成:(父、母、兄、自分、妹)
冷戦当時から現代まで、
「社内の治安」と「世界情勢」は微妙にリンクしていた!?
――斉賀さんは新卒で現在の会社に入って、以来20年近く働いていらっしゃいますけど、今の新入社員を見てどう思います?
今年は、新人研修を終えた新卒がうちの部署に3人入ってきました。男性が2人と、女性が1人。私たちのころは毎日同期で集まってご飯を食べたりしましたが、今の子は個人主義ですね。独立していて大人っぽく見えることもあるし、主張できなくて子どもっぽく見えることもあります。
――「飲みに行かない問題」はさんざん言われていますよ。どこも同じですね。ちなみに、仕事の覚えはどうですか?
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