職場にいる「従順な人」ほど実は出世する。出世する人のたった1つの共通点

記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア

どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である......あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の"戦略"を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を"評価させる"戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。職場で「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から賛否両論を巻き起こし、「こんな本が30年前に欲しかった」「人間の深層心理を突いている」「上司サイドにも対策が必要」などと話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の特徴」についてお伝えする。

職場にいる「従順な人」ほど実は出世する。出世する人のたった1つの共通点Photo: Adobe Stock

従順な人のほうが出世する

みなさんは、上司からムダな業務や意味のわからない業務を振られたとき、どのように対応していますか? 反発する人もいれば、抵抗せずにそのまま従順になる人もいるでしょう。会社として間違った方針や無駄な業務があれば、都度、改善していったほうが会社のためになるように思えますよね。

しかし実は、職場(特に大企業)では、そういった人よりも「従順な人」のほうが出世しやすい傾向があります。今回はその理由について考えていきましょう。

しわ寄せは中間管理職に行く

正直言って、今の日本企業(JTC)には無駄がとても多いです。僕が勤めるメガバンクでも、「このルールって何のためにあるんだろう?」「この本部に報告したデータって何に使われているんだろう?」といった疑問が日常的に湧くような業務で溢れています。つまり、毎日論破し放題な環境にいるわけです。

昔の若いサラリーマンたちは、その一見無駄な作業について疑問を持つことすら禁止されて育ってきました。そして、その環境で育った若いサラリーマンたちが、今や管理職のポジションについています。

この管理職になった上司たちは、無駄だとわかっている作業であっても、部下にやらせなければなりません。しかし、時代の変化によって部下の発言権が強くなった結果、この構造が崩壊しかけています。

特に中間管理職は、自分の上司や本部から理不尽な業務を振られる一方で、部下からはその理不尽さについてツッコミを受けるという板挟みの状況にあります。しかし、中間管理職くらいの立場では、上司や本部を説得して無駄を解消することは難しいのが現実です。その結果、部下に論破されてしまった業務は、上司自身がやるか、他の協力してくれそうな部下にお願いするしかなくなっています。

「従順である」ことが評価される時代

ここで、協力してくれそうな部下が出世する人になります。上司からすると、このような部下は唯一のオアシスに見えるでしょう。この部下だけは自分を論破してこない――そう感じるはずです。

昔は、すべての部下が従順であったため、「従順であること」は特に高く評価される要素ではありませんでした。しかし、若手が大事に扱われる今の社会では、従順であること、論破しないことそのものが、上司からの評価を高めるコスパの高い処世術のひとつになっています。

もし、自分が上司を論破していることに自覚があるなら、一度、自分が「サイレント減点」されているかもしれないリスクについて考えてみることをお勧めします。

(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)


★職場で「いつも損してる」人、必見!
地頭力よりも実力よりも大切な
「超・圧倒的に役立つ」ノウハウ爆誕!
★Amazonジャンル10冠・ベストセラー1位!★(注記)1(注記)2(注記)3(注記)4

★面倒な職場をコスパ良く生き抜く最強スキル!

「どうしてアイツは、あんなに評価されるんだ?」
のワザを盗む!
★「要領のいいヤツ」に負けないためのテクニックが満載!
「"100"働いているのに、"60"しか評価されないのは、もったいない。
最低でも"100"、せっかくなら"120"の評価を手にする方法を紹介します」
(本書プロローグより)

本書の内容

最短出世中・現役メガバンクブロガーによる「社会人の生きた攻略書」いよいよ爆誕!

序章 「コスパの良い働き方」の因数分解
ー「高コスパな仕事術 概観図」ー

第1部:自分への評価を最大化する
第1章:同じ働きで、より高い評価を得る「見せ方」
第2章:人間関係を「戦略的に」構築する
第3章:評価軸に沿って、実力を「効率的に」発揮する

第2部:不要なコストだけを最小化する
第4章:サイレント減点リスクを下げる
第5章:立ち回りだけでコストを下げる

第3部:ゲームの「暗黙のルール」を理解する
第6章:誰も教えてくれない会社の「裏ルール」を理解する
第7章:「自分の特性」を正しく理解する
第8章:「目指すべき理想」を具体的に見据える

職場にいる「従順な人」ほど実は出世する。出世する人のたった1つの共通点 『雑用は上司の隣でやりなさい』たこす・著(定価1848円〈本体1680円+税〉・ダイヤモンド社)

(注記)1労働/歴史に学ぶビジネス/企業経営/経営学(本)/経営管理/(2024年8月21日時点)
(注記)2労働/歴史に学ぶビジネス/企業経営/経営学(本)/経営管理/その他の経営理論関連書籍(2024年8月22日時点)
(注記)3労働/歴史に学ぶビジネス/企業・経営/経営学(本)/その他の経営理論関連書籍(2024年8月23日時点)
(注記)4日本の民俗/民間信仰・俗信/その他の産業研究関連書籍(2024年9月9日時点)

雑用は上司の隣でやりなさい
雑用は上司の隣でやりなさい
たこす 著
<内容紹介>

☆「こんな本が30年前に欲しかった」「上司には絶対に見せられない」の声、続出!★「頑張りどころ」を正しくつかめば、今よりずーっとラクに働ける!★地頭よりも実力よりも大切な「周りに自分を評価"させる"技術」が手に入る一冊!★見えないルールだらけの銀行組織(≒伝統的日系企業、JTC)で見つけ出した最小限の労力で最大限の評価を獲得する75の仕事ノウハウ。今日から「会社をしたたかに生き抜く」人になるために必須の「なぜか評価される人」が"戦略的に"やっていることを一冊にまとめました。

amazonで購入する kinokuniya書店で購入する 書店で購入する

特集

あなたにおすすめ

書籍オンライン

書籍オンライン 記事ランキング

  • 最新
  • 昨日
  • 週間
  • いいね!

愛読者クラブ登録

書籍 週間ランキング

(POSデータ調べ、12/15〜12/21)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /