強引にならない「気がつかえる人」の誘い方とは?
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「相手に失礼のない丁寧なメール」を送ろうと頑張っていたら、たった1通のメールにすごく時間をかけてしまった...。だれしも、こんな経験があるのではないだろうか? そんな人におすすめなのが、『気のきいた短いメールが書ける本』だ。返信・アポ・お詫び・感謝・依頼・催促など、あらゆるシーンへのベストメールが掲載されている。メールで悩んだときに、本書で調べるだけでサッと解決できる便利な1冊だ。本連載では、本書のエッセンスの一部をお伝えしていく。
「誘うとき」はどう伝える?
行事・催し物などへの招待や勧誘を、強引になりすぎないように書く書き方は...。
○しろまる○しろまるの高橋です。
いつもお世話になっております。
このたび、△しろさんかく△しろさんかくプロジェクトの無事の完成を祝い、
打ち上げ会を下記のとおり企画致しました。
ご多忙の折とは存じますが、
ぜひともご参加いただきたく、
ご案内申し上げます。
日時 3月15日(金)18時開始
場所 ○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる(麹町駅から徒歩3分)
http://restaurants.oooo.jp/
会費 3,000円
ご都合のほどを8日(金)までに高橋まで
ご連絡ください。
なにとぞよろしくお願い致します。
周年行事などに来賓を招待するような場合は、メールではなく、白カードの招待状などを封書で郵送します。
「感謝を伝える」にはこんなフレーズが便利!!
意見交換会を開催したく存じます。
→集まりの趣旨がわかるように案内します。
一席設けさせていただきたく存じます。
→会食に招待するときの文面。この書き方なら、費用はこちらでもつことが明確になります。
→取引先のVIPを会食に招待したい場合などは、先方の都合を聞いた上で日時を設定します。
ご来場いただけましたら誠に幸甚に存じます。
→「幸甚に」の代わりに「ありがたく」「うれしく」でも。
ぜひともご覧いただきたくご案内申し上げます。
ぜひともご参加いただければと存じます。
ご参加いただきたくお願い致します。
→「お時間がありましたら」「よろしければ」などでも。
メールで悩んでいるすべての人へ
マナーや言葉づかいは、時代とともに変化していきます。
今はどこからどこまでが許容範囲なのかという全体を視野に入れ、国語の基本をふまえて判断することが必要です。
拙著『気のきいた短いメールが書ける本』 でメール表現の豊かな選択肢を手に入れ、つかいこなしていけば、メール仕事はもっと自由で快適なものになるでしょう。
本来、マナーは思いやりであり、言葉はつかう人たちがつくりかえていくものです。
それぞれが相手を思いやり、互いに気持ちのよい言葉やマナーを選択していくことが、これからのよき仕事の文化をつくっていくのだと私は考えています。
本書を活用して最短の解決を
『気のきいた短いメールが書ける本』はメール仕事をサポートするために、次のように構成しました。
第1部 気のきいたメール仕事 15のポイント
メール仕事をサクサク進めるためのコツから、基本的なメールマナー、メールソフトの機能活用方法まで、まず理解しておきたい15の事柄を示しました。
第2部 この場面ではこう書く! 気のきいた短いメール術
よくある場面別の【3段階文例】+【プラス表現】。本書メインの内容です。
<最短メール><気のきいた短いメール><ていねいメール>という、3段階のバリエーションと、関連する言い換え&プラスαの表現のフレーズ集を豊かに例示し、自分らしい表現を見つけられるように構成しました。
第3部 これだけはおさえたい! 気のきいた敬語マナー
礼儀正しく慇懃無礼にならない、ほどよい敬語をつかうための9つのFAQで、正しい知識とボキャブラリが手に入ります。
【巻末】メールの書き出しでつかえる季節の言葉のフレーズ集
「いつもお世話になっています」以外に、距離を縮めるひとことがほしいときのフレーズ集。
【巻末】よくある疑問さくいん
目次では見つけられなかった疑問を解決するためのさくいん。
仕事で使えるテクニックを凝縮しました。ぜひ、「短くても失礼のないメール術」を皆さんの仕事に取り入れてみてください。
返信・アポ・依頼・感謝・お詫び......すべてのビジネスシーンに対応! 仕事がサクサク進む、周りからの評価が一変する! もう迷うことない「気のきいた短いメール」が書けるようになるビジネス文章術。メールの時間を半分にして、仕事の効率を2倍にしよう 付録:「季節の言葉」一覧リストつき