「俺のやるとおりにやれ!」と言って、うまくいってますか?
――「上司が主人公」のオヤジ・マネジメントでは若手は育たない!
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リクルート ワークス研究所 豊田義博氏の著作『戦略的「愛社精神」のススメ』
「企業のDNAの再生産、もしくは継承のために、愛社精神は重要な役割を持っています。愛社精神をもった人材がたくさんいる企業は、人を育てる気概にあふれ、人から人へ「いい経験の連鎖」が受け継がれるからです」
リクルート ワークス研究所の豊田義博さんは、著書『戦略的「愛社精神」のススメ』のなかで、このように書いています。
愛社精神を醸成するには、社員が会社の主人公になる必要があります。そして、社員一人ひとりを主人公とし、その業務をバックアップして成長を支えるマネジャー。豊田さんは、それを上司ならぬ「情師」と名づけています。
では、「情師」になるには、どうすればいいのでしょうか?前回に引き続き、今回も豊田さんにお話を伺います。
会社の主人公は誰なのか?
あなたの会社では、誰が主人公だと考えられていますか?
あるいは、あなた自身は、会社の主人公は誰だと考えていますか?
社長でしょうか?それとも、収益責任を負って現場を取り仕切るマネジャーでしょうか?
現場の最前線で懸命に働く若手を中心とする一般社員たち。彼(女)らこそが主人公である、と位置づけている会社はどのぐらいあるでしょう。
リクルート ワークス研究所 豊田義博氏
前回、豊田さんは次のように指摘しています。
「多くの外資系企業では、会社の主人公は社員一人ひとりである、という文化があります。一方、日本企業はどうか。主人公は上司であり、末端の社員は上司の成功をアシストするもの、という文化がいまだに根強いのではないでしょうか?」
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