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はじめに パスワードは古来より認証に良く使われる方法ですが、その運用の難しさからセキュリティの懸念とその対策としての運用の複雑さ(複雑で長い文字列、90日でパスワード変更など)が要求される大きく問題をもった仕組みです。 その根本的な解決策としてFIDO Allianceを中心に推進されている 「パスワードレス」 が注目されています。これはPINや生体認証とデバイス認証を使ったMFAからなっており、フィッシングやパスワード流出に強い上に、ユーザも複雑なパスワードを覚えなくて良い、という大きなメリットがあります。最近はこの流れでPassKeyというものが登場し、Apple/MS/Googleのプラットフォーマが対応したことで、本格運用に乗せれるフェーズになってきました。というわけで以下に解説動画を作ったのですが、動画中で時間の都合で触れきれなかったところや、JavaScriptによる実装のサン
2023 年は文句なく「パスキー元年」になりました。非常にたくさんのサービスがパスキーに対応し、2024 年はいよいよパスキー普及の年になりそうです。 本記事では、パスキーの基本を振り返ったうえで、パスキーでみなさんが勘違いしやすい点について解説します。 2023 年は本当にたくさんのウェブサイトがパスキーに対応しました。例を挙げます: Adobe Amazon Apple eBay GitHub Google KDDI Mercari Mixi MoneyForward Nintendo NTT Docomo PayPal Shopify Toyota Uber Yahoo! JAPAN もちろんこのリストですべてではないですが、これらだけでも、世界人口のかなりをカバーできるはずで、まさに大躍進と言えます。もしまだパスキーを体験していないという方がいたら、ぜひこの機会にお試しください。
パスワードマネージャのLastPassと1Passwordが相次いでFIDO/WebAuthnへの対応を発表。パスワードレスの時代にパスワードマネージャの存在意義はどうなるのか? LastPassと1Passwordが相次いでFIDO/WebAuthnへの対応を発表しました。 Passwordless is possible. Introducing Passwordless login by LastPass. The first password manager committed to a FIDO-supported #Passwordless future. Learn more: https://t.co/8UKhZPrkcZ pic.twitter.com/Nzk3F7payK — LastPass (@LastPass) June 6, 2022 We’ve joined
パスキーによる認証を開発したとき、パスキーの安全性をどう評価するのが妥当なのか検討していた。もちろんフィッシング耐性が高いというような特性については把握していて、サービス利用者にとって便益の多い認証であることはわかっている。ただそれが、例えばパスワードとTOTPを組み合わせた多要素認証に対して、どちらがより安全と言えるのか。これを一言に表すのはあまり簡単ではない。 パスキーは多要素認証なのか 多要素認証というのは、something you know、something you have、something you are の3種類の要素のうち複数を組み合わせる認証を言う語だ。 多要素認証は単一種類の要素による認証と較べて飛躍的に安全である。例えば、物理的な鍵は something you have であるが、それが盗まれてしまえば安全ではない。鍵が複数あっても、一度に盗まれてしまうかもし
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 久しぶりの投稿です。 はじめに 昨今、様々なサイトがどんどんパスキーに対応しはじめてきました。 まだまだパスキーがデフォルトになっていくには時間が掛かりそうですが、どのような仕組みでパスキーを実装するのか、早めにキャッチアップしておくのも悪くないと思い、パスキーについて色々と調べてみました。 パスキーとは? パスワードの代わりに、自分の持つデバイスによる生体認証やパターンを用いて認証を行う方法のことです。 次世代認証技術であるFIDO(Fast IDentity Onlineの略で、「ファイド」と呼びます)を使った認証方式(詳細は後述)
LINEがオープンソースで「LINE FIDO2 Server」公開。パスワード不要でログインできる「FIDO2/WebAuthn」を実現 LINEは、スマートフォンやPCの指紋認証や顔認証などを用いることでパスワード不要でログイン処理を可能にする標準技術「FIDO2」や「WebAuthn」に対応したサーバ「LINE FIDO2 Server」をオープンソースで公開しました。 これにより、さまざまなWebアプリケーションやモバイルアプリケーションなどでFIDO2/WebAuthnを利用したログインが容易に実装できるようになることが期待されます。 LINE Security R&DチームがFIDO2認証標準を実装したFIDO2 ServerをOSSとして公開しました。 FIDO2-Serverは、FIDO2の登録と認証の主要部分を提供します。さまざまなWebブラウザとOSプラットフォーム、お
はじめにこんにちは。TIG の吉岡です。秋のブログ週間 10 本目の投稿です。 2022年の 5 月に Apple, Google, Microsoft そして FIDO Alliance が マルチデバイス対応FIDO認証資格情報 を発表してから、パスワードレス技術に対する注目が高まっています。1 パスワードレスの概要について調査してまとめてみました。 目次 私たちとパスワード パスワードの抱える問題 パスワードマネージャ 公開鍵暗号の活用 パスワードレスと FIDO Alliance FIDO v1.0 FIDO2 FIDO の認証フロー Passkeys パスワードレスな未来 私たちとパスワード今日、私たちのデジタルアイデンティティはパスワードに支えられています。私たちは日々 Google で検索し、Netflix を観て、Twitter でつぶやき、Amazon で買い物をしますが
Apple、Google、Microsoftという3大OSベンダーが揃ってサポートを表明している「パスキー(Passkeys)」。パスキーを使うことで、パスワードが不要になり、フィッシングや成りすまし、流出などのセキュリティ問題が一気に解決するほか、パスワードをメモしたり覚えたりする必要がなくなる。果たして、パスキーによってパスワード不要の世界はやってくるのだろうか。 パスキーでログインはこう変わる パスキーとは一体何か? 理屈や背景を説明する前に、デモサイトの「Passkeys.io」にアクセスしてみるのが分かりやすい。パスキーは生体認証とセットの技術なので、指紋認証機能を備えたPCや、指紋/顔認証を備えたiPhone、Androidなどでアクセスしてみよう。
PublickeyのIT業界予想2023。クラウドのコスト上昇懸念、Passkeyの普及、AIによる開発支援の進化、WebAssembly環境の充実など 新年明けましておめでとうございます。今年もPublickeyをどうぞよろしくおねがいいたします。 さて今年最初の記事では2023年のIT業界、特にPublickeyが主な守備範囲としているエンタープライズ系のIT業界はどうなるのか、Publickeyなりに期待を込めた予想をしてみたいと思います。 エネルギー価格の上昇、セキュリティへの注目など まずは予想の前提として、IT業界に影響を与えそうな現状についての認識を明らかにしておきたいと思います。 グローバルな視点で見たときに、IT業界だけでなく世界経済に大きな影響を与えているのは石油や天然ガスを始めとするエネルギー価格の上昇とインフレでしょう。 エネルギー価格の上昇はロシアによるウクライナ
はじめに こんにちは、GMO Flatt Security株式会社 セキュリティエンジニアの小武です。 近年、WebAuthn、特にPasskeyはパスワードレス認証への関心の高まりや利便性の高さから、普及が進んでいます。 WebAuthnによるPasskey認証は強固な認証手段ですが、複雑な認証基盤の実装に不備があると、依然としてアカウント乗っ取りを含む従来のセキュリティリスクを払拭できません。 本記事では、W3CのWorking Draft(2025年5月現在)である Web Authentication: An API for accessing Public Key Credentials Level 3 を読み解き、Relying Party(RP)としてPasskey認証を導入する際に実装で注意すべき点を説明いたします。 はじめに Passkey認証でも生まれ得るセキュリティリ
パスキーによる認証をブラウザで実装してみる 2025年02月08日 パスキーとはパスワードに代わる認証方法で、生体認証やデバイス PIN を使ってログインができる仕組みです。ユーザーはパスワードを覚える必要がなく、またフィッシング攻撃にも強いという点からよりセキュア認証方法として注目を集めています。この記事では WebAuthn を使ってパスキーをブラウザで実装する方法を紹介します。 パスキーとはパスワードに代わる認証方法で、生体認証やデバイス PIN を使ってログインができる仕組みです。ユーザーはパスワードを覚える必要がなく、フィッシング攻撃にも強いという点からよりセキュア認証方法として注目を集めています。また指紋認証や顔認証のように簡単な操作で Web サービスにアクセスできるようになるため、ユーザビリティの向上にもつながります。 パスキーは 2022 年頃から企業や団体により対応が表明
FIDOアライアンスが仕様を策定した「パスキー」は、パスワードではなく生体情報を用いて認証する「FIDO 2.0」を「Webauthn」標準に基いて利用して得た資格認証情報をデバイス単位で管理運用する技術です。このパスキーが抱える問題点について、Webauthn標準に関わったエンジニアのFirstyearことウィリアム・ブラウン氏が自身のブログで解説しています。 Firstyear's blog-a-log https://fy.blackhats.net.au/blog/2024-04-26-passkeys-a-shattered-dream/ Webauthnがパスワードに代わる認証技術として大きな可能性を秘めていると考えていたブラウン氏は、2019年にオーストラリアからアメリカに渡り、友人と共にWebauthnのRust実装であるwebauthn-rsの開発を始めました。その過程で
みんなパスキーに期待しすぎている。MIXI伊東氏に聞く「認証のゴール地点」の考え方 2025年3月13日 株式会社MIXI 開発本部/OIDF-J エバンジェリスト 伊東 諒(@ritou) 2011年ミクシィ(現:MIXI)入社。MIXI Mという基盤システム&WALLETサービス、MIXI IDというMIXI社内のサービス間で利用できる共通アカウントの開発を担当している猫。OpenID ConnectやOAuth 2.0、パスキーといった標準化仕様について社内外での情報発信にも積極的に取り組んでいる。 X(@ritou) パスワードレス認証の代名詞として普及が進むパスキー。2022年の登場から数年、世間的な認知度も向上し、オンラインサービスのユーザー認証の仕様を検討するうえでは避けて通れない存在となりつつあります。 株式会社MIXIの伊東 諒さんは、日本でパスキーの推進を積極的に行う一
Apple、Google、マイクロソフトが対応表明した、パスワードレスがさらに便利になる2つの新機能とは。 PCがスマホとBluetooth通信でパスワード不要に、2台目のスマホにもクレデンシャルを簡単リストア インターネットにおけるパスワードレスの実現を推進する「FIDO Alliance」は、 Apple、Google、マイクロソフトの3社が、同団体が推進するパスワードレス認証のサポートを拡大すると発表しました。 Today, we are excited to share that @Apple @Google @Microsoft are aligned with this vision and will be implementing multi-device FIDO credentials over the course of the coming year! https
はじめに 先日ふと Auth0 のダッシュボードを眺めていると、興味深い項目が表示されていました。 Passkey がある!!! なので、今回は Auth0 に搭載されたパスワードレス認証方式である Passkey の説明をしていきます。 なお、Auth0 の設定方法についてはAuth0 からリリースされた記事を参考にして、記載しています。 パスワード認証の課題 Passkey の説明をするまえに、パスワード認証の課題について見ていきます。 認証方法として当然とされているパスワード認証ですが、以下の 3 つの課題を持っています。 1 パスワードの使い回し 2 推測されやすいパスワードの使用 3 フィッシングアプリへのパスワード入力 それぞれ見ていきましょう。 1 パスワードの使い回し ログインが必要なアプリにはそれぞれ異なるパスワードを使用するというのは皆さんご存知だとは思います。 とはい
本記事は、2022年5月に開催されたTechFeed Conference 2022のセッション書き起こし記事「パスワードのない世界に向けて(えーじ) — TechFeed Conference 2022講演より」を転載したものです。オリジナルはTechFeedをご覧ください。 皆さんこんにちは。えーじです。今日は「パスワードのない世界に向けて」というお話をしたいと思います。 パスワードだけでは守りきれない世の中に 皆さんご存知のように、今多くのWebサイトはパスワードを使ったログインが主流です。 しかし、どんなに堅牢なシステムでも、ユーザーさんが弱いパスワードを作ってしまったり、同じパスワードを複数サイトで使い回してしまったり、フィッシングに引っかかってしまえばアカウントは乗っ取られてしまいます。 近年フィッシングが急増していることからもわかるように、パスワードだけのシステムでは守り
iPhoneのパスワードレス機能はWindowsとも連携するとAppleが発表。Windows上のChromeにiPhoneをかざしてログインも可能に、FIDO標準への対応で 日本時間6月7日未明にAppleが開催したイベント「WWDC 2022」でAppleは、iOSデバイスで提供されるパスワードレス機能「Passkeys」が、Apple以外のデバイスとも連携するようになると説明しました。 と同時に、スクリーン上ではWindows 11のデスクトップ画面上にChrome(もしくはEdge)ブラウザのパスワードレスによるログイン画面が表示されていました。 つまり、Touch IDやFace IDを使ってApple以外のデバイスでもパスワードレスでログインできるようになる見通しです。 Passkeysをクロスプラットフォーム対応にすると明言 AppleはWWDC 2022で、iPhoneに代
English version of this article is available here はじめに こんにちは、CTO室 IDサービス開発部のyamato(@8ma10s)です。 マネーフォワード IDという、当社サービス向けのIdPを開発しています。 今回このマネーフォワード IDにおいて、パスワードを使わずに、生体認証などを利用してログインできる「パスワードレスログイン」という機能をリリースしました。 また、今回のリリースでは、既にいくつかの他社サービスで導入されているような通常のパスワードレスログインUIではなく、「Passkey autofill」という、ブラウザの自動補完を利用する新しいタイプのパスワードレスログインUI を(恐らく日本のサービスで初めて。エンドユーザーの目に触れるサービスという意味では、おそらく世界でも初めて)導入しています。 私達がどういった過程で、
パスキーはフィッシングに強く、テクノロジーに詳しくないユーザーでも使いやすい新しい認証方式で、いずれパスワードを置き換えると言われています。この記事では、パスキーの基本と、これからのウェブにとってパスキーがどういう意味を持つのかについてまとめてみます。 パスキーとは何か # 2022 年 12 月 9 日に Google が Android 版 Chrome でパスキーがサポートされたとのアナウンスが出ました。Apple もすでに最新版の macOS Ventura、iOS / iPadOS 16 で Safari がパスキーに対応しています。 パスキーは Apple、Google、Microsoft が協調して使う FIDO クレデンシャルの名前です。エンドユーザーのみなさんがパスワードの代わりとして認識し、直感的にログインできるよう「パスキー」というブランドとアイコンが決まりました。ウ
はじめに こんにちは。株式会社Flatt Securityの @toyojuni です。自分はもともとWebやUIのデザインを本職としていましたが、大学の同期と共同創業したセキュリティ企業であるFlatt Securityにて経営やDevRelを担っています。 デザインとセキュリティは普段話題が交わることが少ない領域ですが、UI/UXのデザインであればソフトウェア開発と不可分であることは間違いなく、すなわちデザインもセキュリティに無自覚ではいられないでしょう。 そのような観点で、本記事では「パスキー(Passkey)」を取り上げてみようと思います。 本記事は「パスキー」「FIDO」「WebAuthn」といったキーワードに関して以下のような認識を持っている方向けの記事です。 名前も知らない / 聞いたことがない 聞いたことはあるが、ほとんど理解していない はじめに パスキーをなぜ今知るべきか
People often see passwords are the original sin of authentication on the web. Passwords can be easy to guess and vulnerable to breaches. Frequent reuse of the same password across the web makes breaches even more profitable. As passwords are made stronger and unique, they can quickly become unusable for many users. Passwords indeed look notorious, but are passwords themselves the problem, or is it
AWS(Amazon Web Services)は、AWS IAM(AWS Identity and Access Management)でWebAuthnに対応したことを発表しました。 AWS IAMは以前から多要素認証に対応しており、今回この多要素認証の要素の1つとしてWebAuthnが使えるようになりました。つまりパスワードを入力した上で、追加の認証を行う多要素認証にWebAuthnが加わったことになります。 (2022年6月8日 12:45 追記:当初、WebAuthnでパスワードレスなログインが可能と表記しておりましたが、間違いでした。お詫びして訂正いたします。タイトルと本文の一部を変更しました) WebAuthnは、パスワードレス技術の標準化団体であるFIDO Alliance(ファイドアライアンス)が策定したFIDO2仕様の構成要素であるWeb認証技術のことです。 2019年3
ritou です。 少し前にパスキーとID連携の関係を考えるときにこういう観点があるよという話をしずかな方に書きました。 今回は、ログインに利用しようとした時のフローの中でここ似ているよね、こんな意図があるんだよっていう部分を取り上げます。 認証フローの似ている点 登場人物をUserAgent、RP、Authenticatorとして、あらゆるところを簡略化したシーケンスを用意しました。 ID連携、いわゆるソーシャルログインでは次のようになります。 登場人物をUserAgent、RP、IdPとするとこんな感じでしょう。 もちろん細かいところは違うわけですが、全体の流れは似ています。 WebAuthnのchallenge, OIDCのnonce, state 先ほどのシーケンス、たまたま似ていると言うよりも、これは認証フローにおける基本の流れであると意識しておきましょう。 パスキーやID連携の
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog こんにちは。サービス統括本部ID本部で認証サービスの開発運用を担当している服部です。 パスワードに代わる新たな認証手段としてパスキーが登場し、多くのサービスでも利用ができるようになってきていますが、みなさんはご活用されていますでしょうか。このパスキーとはパスワードに代わる認証情報で、Fast IDentity Online(FIDO)仕様というFIDOアライアンスによって規格策定されている技術をベースとしています。ヤフーでも2018年から「生体認証でログイン」としてFIDO認証に対応し、2023年よりパスキーをつかった認証にも対応しています。 この記事ではこのFIDO認証の技術的な説明から当時の課題と解決方法、そしてその解決方法を
Digital Identity技術勉強会 #iddance Advent Calendar 2020 12日めの記事です。 年末ということで、気楽に2020年のWebAuthn関連の話題を振り返ってみたいと思います。WebAuthnは2019年に一度W3C勧告になりましたが、その後も色々な実装での採用の拡大や、WebAuthn Level2という新しい改訂版の仕様策定の進展など、2020年も色々動きがありました。それらの中から、興味を惹かれた話題を解説していきます。 SafariでFace ID/Touch IDがPlatform AuthenticatorとしてサポートWebAuthn周りで今年最大の進展というと、やはりSafariのWebAuthn実装がFace ID/Touch IDをPlatform Authenticator(内蔵の認証デバイス)としてサポートしたことが挙げられ
おはようございます、ritouです。 先日のWWDC2021の "Move beyond passwords" というセッションにて発表された "Passkeys in iCloud Keychain" という仕組みについてどんなものかを紹介します。 developer.apple.com WebAuthn 数年前からパスワード認証を置き換えると言われ続けている認証技術の一つである "WebAuthn" (やFIDO)という技術をご存知でしょうか。(ご存知ない方は "WebAuthn builderscon" "WebAuthn droidkaigi" などで検索してみましょう) 今回の話をするにあたって、WebAuthnがどんなものかをある程度理解しておく必要があります。 公開鍵暗号の仕組みを利用 パスワード認証のようにユーザーとログイン対象のWebアプリケーションがパスワードを共有する
皆さんこんにちは、とらのあなラボのY.Fです。 先日、弊社エンジニアが開発で関わっているCreatiaで、以下のお知らせが投稿されました。 【新機能のご案内】#クリエイティア にて、『パスワードレスログイン』機能をリリースいたしました。 パスワードの代わりに指紋や顔認証、PINコードを使って、スムーズかつ安全にクリエイティアにログインできるようになりました! ▶詳細は下記記事をご参照くださいhttps://t.co/FzsVIAl7Sp— クリエイティア[Creatia]@ファンクラブ開設費無料! (@creatia_cc) 2023年6月8日 弊社のサービスは、とらのあな通販やサークルポータル除いて、ほぼRuby on Railsを利用しています。 speakerdeck.com 今回の記事では、Ruby on Rails + WebAuthnについて、調べたことなどをまとめてみたいと思
こんにちは、SSTでWeb脆弱性診断用のツール(スキャンツール)開発をしている坂本(Twitter, GitHub)です。 最近 WebAuthn *1 を触る機会がありました。 WebAuthnを使うと、Webアプリのログインで指紋認証や顔認証など多要素認証を組み込むことが可能となります。 一方で脆弱性診断の観点から見ると、burpやzapなどのスキャンツールで WebAuthnを使ったログイン処理をどうやって再現するかが悩ましく感じました。 もちろん、2022年2月時点でほとんどの(筆者の知る限りではすべての)Webサイトで WebAuthn を始めとする多要素認証はオプション扱いです。 多要素認証のフローそのものの診断を要望されない限りは、従来のID/パスワード認証によるログイン処理でスキャンや手動診断が可能です。 とはいえ転ばぬ先の杖と言いますし、診断ツールを開発している筆者として
パスキーは、パスワードの処理に慣れている世界では新しいテクノロジーです。優れたユーザー エクスペリエンス(UX)の実現に注力している場合、認証オプションとしてパスキーを追加することで、ユーザーのデジタル ライフをより簡単かつ安全にすることができます。パスキーのベスト プラクティスは進化しており、一般的なユーザー ジャーニーのガイダンスに沿うことで、開発プロセスを迅速化し、ユーザーがパスキーを問題なく使用できるようにします。 この記事では、次のユーザー ジャーニーに関する推奨事項について説明します。 パスキーの作成 パスキーを使用して新しいアカウントを作成する パスキーによるログイン パスキーの管理 これらの推奨事項は、FIDO Alliance による UX 調査とガイダンス、および Google のユーザー エクスペリエンス チームの学習に基づいています。 すべての推奨事項は、架空のフィ
メール、DNS、サーバホスティング、クラウドIaaSサービスと数々のサービス立ち上げに参画。近年は過去の経験を活かしてプラットフォームエンジニアリング部門を発足。100を超えるサービス/プロジェクトをホストするプラットフォームに育て上げる。市場や技術の変化を捉え、自らをアップデートし続けることがビジネスを成功に導く秘訣と考えるストラテジスト。 GitHubが2023年末までに二要素認証を必須にすることを発表しました。直接的なトリガーは先日のherokuの一件だと思いますが、すでにGoogleは2FAを必須としているように、同様の動きが業界全体へ広まるのは間違いありません。ちなみに、GW中にherokuからパスワードの強制リセットのお知らせが届きました(ユーザだったんです)。どうやら影響範囲はトークンだけではなかったようですね。きっと、耳を覆いたくなるようなアナウンスがこれからあるのでしょう
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この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「LINEがオープンソースで「LINE FIDO2 Server」公開。パスワード不要でログインできる「FIDO2/WebAuthn」を実現」(2021年8月16日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 LINEは、スマートフォンやPCの指紋認証や顔認証などを用いることでパスワード不要でログイン処理を可能にする標準技術「FIDO2」や「WebAuhn」に対応したサーバ「LINE FIDO2 Server」をオープンソースで公開しました。 これにより、さまざまなWebアプリケーションやモバイルアプリケーションなどでFIDO2/WebAuthnを利用したログインが容易に実装できるようになることが期待されます。 FIDOアライアンス(ファイドアライアンス)が策定している技術「FIDO2」(ファイドツー
みなさま、こんにちは、こんばんはokzkと申します。 数年前にはAmebaの画像基盤でストレージを超ガンバッてた輩です。 今回は、内製の認証認可基盤のPERMANを紹介します。 PERMANって? Permission Managerからとって、PERMANです。 (藤子不二雄先生の漫画とは一切関係ないです) 簡単にいうと認証/認可基盤ですが、難しい言葉でいうと、Identity Governance & Administration(IGA)に分類されるシステムです。 ユーザサービス向けではなく社内向けのサービスとなっています。 具体的にはRBAC(Role Base Access Control)を志向していて、なんか色々対応しています。 整理せずに、ざっと例を上げると以下のようなカンジです。 SAML2(AWS, Google, AzureAD, Slack, GitHub, その他
おはようございます 自称パスキー👮♂です。 様々なサービスでパスキー対応が進む中で、今回は特定機能の保護を目的とした導入とユーザーへの影響について取り上げます。 きっかけ ここ最近、🚔パスキーに関するパトロール🚔をしている中で、メルカリのパスキー導入についてこんなTweetを見つけました。 まずは1つ目です。 機種変更をしたら、メルカリのビットコインで取り引きできなくなってしまった。 ヘルプとかみて、認証情報を追加するとよさげなことが書いてあったので、試して見たけど、パスキーがないといわれて、登録することができない。つんだ。 事務局に問い合わせ中。#メルカリ #ビットコイン #パスキー pic.twitter.com/NoEKo8Hn5l— よっしー🖊 (@GateYossi) 2023年6月26日 新しいパスキーを追加しようと思ったがパスキーがない。 事務局で認証情報をクリアし
September 9, 2024 Passwords have problems, but passkeys have more We had originally planned to go all-in on passkeys for ONCE/Campfire, and we built the early authentication system entirely around that. It was not a simple setup! Handling passkeys properly is surprisingly complicated on the backend, but we got it done. Unfortunately, the user experience kinda sucked, so we ended up ripping it all
ritouです。 背景 これまで数年に渡り、「新規登録/ログイン時に登録状態がわかるレスポンスを返してくれるな。」というお話をしてきました。 SMSやEmailを入力して認証コードなどを送るタイプのログイン方法でも同様の実装は可能であり、表向きは「認証コードを送信したよ。受け取った値を入れてくれよな。」としつつ実際は既に登録済みだからログインからこい、未登録だから新規登録から来い見たいな内容を送りつつ、画面では正規のユーザーと同様のトークンなりを送り検証が絶対通らん! みたいなのを実装したりしています。 ではこれをWebAuthnなりネイティブ機能で提供されるFIDO認証でこれを実現したいとなった時にどうしたら良いか、細かく考えたらやっぱりめんどいなって話をします。 想定する環境 パスワード認証と組み合わせる2FA用途ではなく、FIDO認証のみでログインさせる 最初にユーザー識別を行うかど
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Passkeyに対応するAndroid用の新パスワードマネージャ「Credential Manager」α版をGoogleがリリース。デバイス間でクレデンシャル同期可能に GoogleはPasskeyに対応するAndroid用の新しいパスワードマネージャ機能「Credential Manager」のアルファ版を開発者向けにリリースしたと発表しました。 We are excited to announce the alpha release of Credential Manager, a new #Jetpack API that allows devs to simplify their users' authentication journey, while also increasing security with support of passkeys. Read more in
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