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大地への愛 人間への愛 錢高組

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Project Story プロジェクトストーリー

錢高組の挑戦と革新の歴史が描き出すものがたり

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「橋の錢高」ならではの橋梁の実績をまとめてご紹介

320 years

320 年の歩み

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Timeline

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Start

Establishment

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Reconstruction・
Breakthrough

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21st century

Future

History

創業

1705年(寶永2年)

番匠屋 錢高家は、江戸時代より泉州(せんしゅう)尾崎村(現 大阪府阪南市尾崎町)にて、歴代 錢高林右衛門、錢高助左衛門などを襲名。宮大工の棟梁を代々家業としていました。1705(寶永2)年には業祖 錢高林右衛門が棟梁として建立に携わった本願寺尾崎別院(現存)が落慶。錢高組創業の瞬間です。

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1705年(寶永2年) 本願寺尾崎別院

1705(寶永2)年9月18日落慶。業祖 錢高林右衛門が棟梁として建立に携わりました。現在でも当時の姿を伝えています。

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1884年(明治17年) 錢高善造、東京へ

社祖 錢高善造は当時最新の西洋建築の知識習得を目指し上京。東京では数多くの得意先から知遇を得て多くの仕事をこなしました。

創立

1887年(明治20年)

社祖 錢高善造は1884(明治17)年に上京し、明治の文明開化の波と共に勃興しつつあった西洋建築の新技術や近代経営の習得に努めるなか、数多くの得意先から知遇を得ていきます。
そして1887(明治20)年、善造は大阪市内の地に移り、屋号の番匠屋を「錢高組」に改めました。

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1891年(明治24年) 尼崎紡績本社工場(現ユニチカ)(兵庫県)

兵庫県に誕生した初の本格的紡績会社。当社が初めて独力で手掛けた工事です。上棟式に用いた破魔矢が現在も残ります。

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1910年(明治43年) 大阪堂島米穀取引所(大阪府)

商都・大阪の賑わいの象徴。現在の大阪取引所のルーツ。跡地には米を模した記念碑が立ちます。

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1921年(大正10年) 旧 大阪市庁舎

「東洋一」と謳われたルネサンス様式の大建築(延床面積2万900m2、高さ53.6m)。現在の市庁舎に建替えられるまで60年余りにわたり大阪市民に親しまれました。

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1921年(大正10年) 大日本麦酒博多工場(現アサヒビール博多工場)(福岡県)

アサヒビールの前身である大日本麦酒の工場。壁厚が80cmもある赤レンガのビール工場は博多の名物風景に。

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1924年(大正13年) 旧 瀬田唐橋(滋賀県)

滋賀・近江八景のひとつ。「急がば回れ」の由来になった日本三大名橋のひとつを再生。

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1929年(昭和4年) 泰明小学校(東京都)

関東大震災後の復興小学校のひとつとして建設。1999年には東京都選定歴史的建造物に指定。銀座の街並みにふさわしい瀟洒な佇まいを今に伝えます。

設立

1931年(昭和6年)

1931(昭和6)年、錢高組は株式会社に改組し、資本金50万円で設立されました。
当時の建設業界は、関東大震災の復興需要が一段落し、世界恐慌の影響もあって低迷期にありましたが、錢高組は社長 錢高作太郎のリーダーシップのもと、官公庁や民間から多くの仕事を受注し、着実に成長を遂げました。

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1931年(昭和6年) 錢高作太郎、社長に就任

京都帝国大学で近代土木建築技術を学び、大倉組で経験を積み近代経営学を習得。父・錢高善造も相談役として会社を支えました。

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1931年(昭和6年) 「銭形平次」誕生

当社の社章と社名がモチーフとされる傑作時代小説、野村胡堂作『銭形平次捕物控』が誕生。27年間で383編が生まれ、幾度もドラマ化される人気作品に。

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1932年(昭和7年) 秋葉原駅立体化(東京都)

山手線をまたぐ総武線の高架駅は工期わずか7か月の突貫工事で完成。

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1932年(昭和7年) 第一高等学校(現 東京大学駒場キャンパス)(東京都)

後の東京大学駒場キャンパスとなる第一高等学校を施工。後の東大総長・内田祥三の設計によるゴシック様式の校舎。登録有形文化財。

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1937年(昭和12年) 勝鬨橋(東京都)

1940(昭和15)年に計画されていた万国博覧会のメインゲートとして計画。我が国最大の跳開橋として当時の最先端技術を駆使。2007(平成19)年には国の重要文化財に指定されました。

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1938年(昭和13年) 錢高久吉、社長に就任

錢高作太郎社長の逝去に伴い、弟の錢高久吉が社長に就任。戦後も長く社長、会長、相談役として会社を率いました。

復興・躍進

1945年(昭和20年)

終戦後、未曽有の混乱期を迎えながらも、錢高組は国土の復興に向け多くの仕事をこなしました。さらに高度経済成長期に入り、オリンピックや日本万博博覧会の主要施設の施工、海外事業への進出、国土開発の推進への貢献など、大きな躍進を遂げました。

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1948年(昭和23年) 軍艦島(端島炭鉱)(長崎県)

2015年 世界文化遺産に登録された軍艦島(三菱電機三菱鉱業端島炭鉱)。昭和23年に入鉱口を施工。

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1958年(昭和33年) 東京都砂町下水処理場

生活と環境保全のための大型工事。東京都トップクラスの処理場で敷地面積は最大。

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1959年(昭和34年) 米軍沖縄海兵隊キャンプ・シュワブ

1950(昭和25)年、日本の建設企業の参加が許可されたばかりの沖縄米軍工事に進出。1959(昭和34)年には辺野古のキャンプ・シュワブを施工しました。

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1964年(昭和39年) 駒沢オリンピック施設(東京都)

1964(昭和39)年東京オリンピックのバレーボール会場。金メダルを獲得した日本女子チーム「東洋の魔女」の晴れ舞台。

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1964年(昭和39年) 立正佼成会大聖堂(東京都)

直径70mの円形ドームの大聖堂。2005年には免震化工事を完了。

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1968年(昭和43年) 大阪商工会議所

8階建て、延床面積約2万m2の事務所ビル。初代会頭・五代友厚をはじめとする大阪の近代化・国際化の功績者の像が立つ。

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1970年(昭和45年) 大阪万博

万国博本部ビル・別館と国際バザール・エキスポクラブ、ビルマ館等を施工。人類の進歩と調和をテーマに。

転換

1971年(昭和46年)

技術開発の拡大、海外事業の本格化により建設需要の多角化に対応。低成長時代を乗り切りました。海外建築家とのコラボレーションや新技術の適用など、新たな挑戦への歩みも続きました。

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『犬が星見た』と錢高久吉

社長、会長、相談役として戦前から戦後にかけて錢高組を率いた錢高久吉。交友も幅広く、1979(昭和54)年に発表された武田百合子氏のエッセイ『犬が星見た』にも「銭高老人」として登場しています。

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1974年(昭和49年) 種子島宇宙センター(鹿児島県)

「世界一美しいロケット基地」とも言われる発射場。日本の宇宙開発の新時代を拓きました。

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1978年(昭和53年) 上越新幹線 吾妻川(あがつまがわ)橋梁(群馬県)

建設当時最大支間長を有したT型PCラーメン橋。連続ラーメン構造の鉄道橋として国内最長スパン(109m)。

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1979年(昭和54年) 東京製鐵岡山工場

東京製鐵の基幹工場。長年にわたり多くの工事を担当しています。

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1981年(昭和56年) 日産自動車テクニカルセンター(神奈川県)

日産自動車の技術開発拠点。モノづくりの総合的な拠点へ。

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1985年(昭和60年) 大阪市庁舎

1921(大正10)年当社施工の旧庁舎を建替え。旧庁舎の風格を継承する新庁舎。第28回BCS賞などを受賞。

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1987年(昭和62年) 東北学院大学 泉キャンパス(宮城県)

仙台市泉区の10万坪の敷地に総合キャンパスを施工。

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1988年(昭和63年) 日生金鳥ビル(大阪府)

「日本の夏、金鳥の夏」でおなじみの大日本除虫菊本社ビル。当社設計施工。

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1988年(昭和63年) 瀬戸大橋(香川県)

本州と四国を結ぶ夢のプロジェクト。本四架橋最初の児島・坂出ルート。当社は岩黒島高架橋、櫃石島高架橋などを施工。

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1990年(平成2年) ネクサス百道 マイケル・グレイブス棟(福岡県)

ポストモダンの旗手、米国の建築家マイケル・グレイブス氏の設計による集合住宅。隣接する「スタンリー・タイガーマン棟」も施工。外国人設計者とのコラボレーション。

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1991年(平成3年) 東京都庁舎 議会議事堂

新宿に移転した新都庁舎の議事堂棟を施工。日本を代表する建築家、丹下健三氏設計の庁舎建築。

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1993年(平成5年) 住友生命ニューアルカイックビル(兵庫県)

当社にとって初めての本格的高層ホテルの施工。当社の超高層建築の幕開け。

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1993年(平成5年) 敷島製パン 野田工場(千葉県)

現パスコ利根工場。関東地区で4番目の工場。食卓に安全・安心で美味しいパンを届ける生産拠点。

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1995年(平成7年) 桃山学院大学 和泉キャンパス(大阪府)

大阪府堺市から和泉市への全面移転に際して新キャンパスを施工。土木工事と大小18棟の建物の施工までを一括で担当。

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1996(平成8年) キャナルシティ博多(福岡県)

米国の建築家ジョン・ジャーディ氏の基本設計による人工運河を中心とした約24万m2の複合施設。都市に運河を再現した街づくり。

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1997年(平成9年) くじら橋(東京都)

国内最大支間長を有する優美な門型PCラーメン橋。曲面を描くユニークな形が特徴の世界でも類を見ない個性的な橋梁。洗練されたオブジェのような歩道橋。

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2000年(平成12年) 慶應義塾大学 三田キャンパス東研究棟(東京都)

三田キャンパスの象徴である赤レンガの図書館旧館のゴシック調の意匠を継承。クラシックな外観の中に最新の設備を備えます。

21世紀

2001年(平成13年)

錢高組は創業以来三世紀にわたり、数多くのプロジェクトに関わってきました。それは、変わり続ける社会にあって、変わらないわたしたちの思い。「社会から認められ、社会から求められる企業」として、これからも次世紀に豊かな環境を残すため、わたしたちは4世紀目の扉を開きます。

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2001年(平成13年) 静岡スタジアム ECOPA

2002年FIFAサッカーワールドカップの会場。2019年にはラグビーワールドカップの会場にも。

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2003年(平成15年) 名古屋大学 野依記念物質科学研究館

2001年の名古屋大学・野依良治教授のノーベル化学賞受賞を記念した事業。

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2004年(平成16年) 国立国際美術館(大阪府)

日本初の完全地下型の現代美術館。世界的建築家シーザー・ペリ氏が設計。竹の生命力をイメージした地上部の巨大モニュメントが特徴。

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2006年(平成18年) 天満天神繁昌亭(大阪府)

大阪に60年振りに復活した上方落語の定席。大阪天満宮から土地の無償提供を受け、一般市民や企業からの募金で建設。

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2007年(平成19年) 横谷川但東ダム(兵庫県)

豊岡市但東町の生活貯水池ダム。堤高25.7m、堤頂長120m、総貯水容量47万m3、堤体積2.5万m3の重力式コンクリートダム。

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2008年(平成20年) 東北新幹線 三内丸山架道橋(青森県)

東北新幹線最大のエクストラドーズド橋。新幹線の橋梁としては国内最長スパン(150m)を有します。隣接する三内丸山遺跡の景観に配慮し、圧迫感の少ないデザインを採用。

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2009年(平成21年) 千葉セントラルタワー

地上43階、高さ151mの超高層住宅。セントラルコアチューブ免震構造を採用することで高度な安全性を確保。

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2009年(平成21年) 京阪電鉄 中之島線第2工区(大阪府)

水都大阪の象徴・中之島を東西に走る地下路線をシールド工法で構築。

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2010年(平成22年) ワルミ大橋(沖縄県)

沖縄本島・屋我地島間のワルミ海峡を横断するコンクリートアーチ橋(支間長210m)。海峡をひとまたぎする長大アーチ橋。

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2011年(平成23年) 東京工業大学附属図書館

創立130周年記念事業として建設。Y字型の鉄骨が支える三角形のガラスハウスが特徴。地上部を広場として開放し地下に図書館の機能を収めます。

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2011年(平成23年) 東日本大震災

2011年3月11日の東日本大震災に際しては様々な復興支援活動を展開。支援物資の提供や東北支店の従業員を中心としたガレキ撤去などのボランティア活動を実施。そして建設業という仕事を通じて震災復興事業を力強く支えています。

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2012年(平成24年) 新湊大橋(富山県)

日本海側最大級の斜張橋。全長600mの鋼・コンクリート複合斜張橋。主桁は上層が自動車専用道、下層が桁下に吊下げられた全天候型自転車歩行者道からなる2層構造。

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2014年(平成26年) ブリヂストンベトナム工場

ベトナム北部・ハイフォン市に全長1kmを超える巨大工場を建設。日産24,700本の乗用車用ラジアルタイヤを生産するブリヂストングループ世界最大の工場。

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2014年(平成26年) 中央環状品川線(東京都)

大深度・大口径・長距離シールドで地下トンネルを築造。中央環状線が全線開通し首都圏の渋滞緩和に貢献。

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2014年(平成26年) 柏の葉スマートシティ ゲートスクエア(千葉県)

日本初の平常時電力融通を可能としたスマートシティ。当社設計施工で事務所、商業施設、ホテル、住宅、エネルギー棟の複合用途施設を施工。

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2015年(平成27年) 国立国会図書館 国際子ども図書館 アーチ棟(東京都)

安藤忠雄建築研究所・日建設計の設計による児童書専門図書館の増築工事。

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2015年(平成27年) 丹波綾部道路 由良川橋(京都府)

柱頭部上下線一体構造のPC橋。大口径深礎基礎橋脚1柱に上下線幅員21.2mの広幅員柱頭部からなるPC箱桁橋。

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2018年(平成30年) ウガンダ ナイル川源流橋

アフリカ東部・ウガンダを流れるナイル川に架かる東アフリカ初の斜張橋。日系企業施工のコンクリート主桁を有する斜張橋としては最大規模を誇ります。

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2020年(令和2年) 三菱地所 the ARGYLE Aoyama(東京都)

東京・南青山のシンボルとして長年親しまれた青山ベルコモンズを建替え。北青山の新しい賑わいのシンボル。

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2021年(令和3年) 北陸新幹線 動橋川橋りょう他工事(石川県)

北陸新幹線の延伸工事。2023年に金沢〜敦賀間が開業。国土をつなぐ重要交通インフラの構築に携わってきた歴史に加わった新たな1ページ。

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2021年(令和3年) 大阪中之島美術館

1990年(平成2年)の準備室設置から実に30年以上の年月を経て開館。黒い直方体型の外観と内部の光あふれる「パッサージュ」が特徴。大阪の新たな文化芸術の拠点。

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2021年(令和3年) 国道45号 新安家大橋(岩手県)

復興道路として計画された「三陸沿岸道路」が全線開通。東日本大震災からの復興に向けたリーディングプロジェクトが完成。

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2023年(令和5年) NTT都市開発 voco大阪セントラル

かつて当社が本社を置いていた跡地に日本初進出となるプレミアムホテルブランドのホテルを施工。随所に旧建物の部材を再利用し歴史と記憶を継承。

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2024年(令和6年) TAIKISHA INNOVATION SITE Alkawa(神奈川県)

空調トップカンパニーの最新研究拠点を施工。施工の各段階でもBIMやロボット活用等の最先端技術を導入。卓越した環境性能により実質的なエネルギー消費量ゼロの「ZEB」を実現。

未来

2025年(令和7年)〜

2025年、錢高組は創業320周年を迎えました。
この320年の歴史は、当社の「建設」という仕事に対して、お客様からお寄せいただいてきた当社への「信頼」の賜物です。
320年守り続けてきた「信頼」のたすきを、さらに未来へ。
これからも当社は「信頼」の大切さを胸に刻みながら、新たな歴史を築いてまいります。

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