Timeline
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Start
Establishment
Organization
Reconstruction・
Breakthrough
Change
21st century
Future
History
創業
1705年(寶永2年)
番匠屋 錢高家は、江戸時代より泉州(せんしゅう)尾崎村(現 大阪府阪南市尾崎町)にて、歴代 錢高林右衛門、錢高助左衛門などを襲名。宮大工の棟梁を代々家業としていました。1705(寶永2)年には業祖 錢高林右衛門が棟梁として建立に携わった本願寺尾崎別院(現存)が落慶。錢高組創業の瞬間です。
創立
1887年(明治20年)
社祖 錢高善造は1884(明治17)年に上京し、明治の文明開化の波と共に勃興しつつあった西洋建築の新技術や近代経営の習得に努めるなか、数多くの得意先から知遇を得ていきます。
そして1887(明治20)年、善造は大阪市内の地に移り、屋号の番匠屋を「錢高組」に改めました。
1921年(大正10年) 旧 大阪市庁舎
「東洋一」と謳われたルネサンス様式の大建築(延床面積2万900m2、高さ53.6m)。現在の市庁舎に建替えられるまで60年余りにわたり大阪市民に親しまれました。
設立
1931年(昭和6年)
1931(昭和6)年、錢高組は株式会社に改組し、資本金50万円で設立されました。
当時の建設業界は、関東大震災の復興需要が一段落し、世界恐慌の影響もあって低迷期にありましたが、錢高組は社長 錢高作太郎のリーダーシップのもと、官公庁や民間から多くの仕事を受注し、着実に成長を遂げました。
復興・躍進
1945年(昭和20年)
終戦後、未曽有の混乱期を迎えながらも、錢高組は国土の復興に向け多くの仕事をこなしました。さらに高度経済成長期に入り、オリンピックや日本万博博覧会の主要施設の施工、海外事業への進出、国土開発の推進への貢献など、大きな躍進を遂げました。
1959年(昭和34年) 米軍沖縄海兵隊キャンプ・シュワブ
1950(昭和25)年、日本の建設企業の参加が許可されたばかりの沖縄米軍工事に進出。1959(昭和34)年には辺野古のキャンプ・シュワブを施工しました。
転換
1971年(昭和46年)
技術開発の拡大、海外事業の本格化により建設需要の多角化に対応。低成長時代を乗り切りました。海外建築家とのコラボレーションや新技術の適用など、新たな挑戦への歩みも続きました。
『犬が星見た』と錢高久吉
社長、会長、相談役として戦前から戦後にかけて錢高組を率いた錢高久吉。交友も幅広く、1979(昭和54)年に発表された武田百合子氏のエッセイ『犬が星見た』にも「銭高老人」として登場しています。
1990年(平成2年) ネクサス百道 マイケル・グレイブス棟(福岡県)
ポストモダンの旗手、米国の建築家マイケル・グレイブス氏の設計による集合住宅。隣接する「スタンリー・タイガーマン棟」も施工。外国人設計者とのコラボレーション。
2000年(平成12年) 慶應義塾大学 三田キャンパス東研究棟(東京都)
三田キャンパスの象徴である赤レンガの図書館旧館のゴシック調の意匠を継承。クラシックな外観の中に最新の設備を備えます。
21世紀
2001年(平成13年)
錢高組は創業以来三世紀にわたり、数多くのプロジェクトに関わってきました。それは、変わり続ける社会にあって、変わらないわたしたちの思い。「社会から認められ、社会から求められる企業」として、これからも次世紀に豊かな環境を残すため、わたしたちは4世紀目の扉を開きます。
2008年(平成20年) 東北新幹線 三内丸山架道橋(青森県)
東北新幹線最大のエクストラドーズド橋。新幹線の橋梁としては国内最長スパン(150m)を有します。隣接する三内丸山遺跡の景観に配慮し、圧迫感の少ないデザインを採用。
2011年(平成23年) 東日本大震災
2011年3月11日の東日本大震災に際しては様々な復興支援活動を展開。支援物資の提供や東北支店の従業員を中心としたガレキ撤去などのボランティア活動を実施。そして建設業という仕事を通じて震災復興事業を力強く支えています。
2012年(平成24年) 新湊大橋(富山県)
日本海側最大級の斜張橋。全長600mの鋼・コンクリート複合斜張橋。主桁は上層が自動車専用道、下層が桁下に吊下げられた全天候型自転車歩行者道からなる2層構造。
2014年(平成26年) ブリヂストンベトナム工場
ベトナム北部・ハイフォン市に全長1kmを超える巨大工場を建設。日産24,700本の乗用車用ラジアルタイヤを生産するブリヂストングループ世界最大の工場。
2014年(平成26年) 柏の葉スマートシティ ゲートスクエア(千葉県)
日本初の平常時電力融通を可能としたスマートシティ。当社設計施工で事務所、商業施設、ホテル、住宅、エネルギー棟の複合用途施設を施工。
2018年(平成30年) ウガンダ ナイル川源流橋
アフリカ東部・ウガンダを流れるナイル川に架かる東アフリカ初の斜張橋。日系企業施工のコンクリート主桁を有する斜張橋としては最大規模を誇ります。
2021年(令和3年) 北陸新幹線 動橋川橋りょう他工事(石川県)
北陸新幹線の延伸工事。2023年に金沢〜敦賀間が開業。国土をつなぐ重要交通インフラの構築に携わってきた歴史に加わった新たな1ページ。
2021年(令和3年) 大阪中之島美術館
1990年(平成2年)の準備室設置から実に30年以上の年月を経て開館。黒い直方体型の外観と内部の光あふれる「パッサージュ」が特徴。大阪の新たな文化芸術の拠点。
2023年(令和5年) NTT都市開発 voco大阪セントラル
かつて当社が本社を置いていた跡地に日本初進出となるプレミアムホテルブランドのホテルを施工。随所に旧建物の部材を再利用し歴史と記憶を継承。
2024年(令和6年) TAIKISHA INNOVATION SITE Alkawa(神奈川県)
空調トップカンパニーの最新研究拠点を施工。施工の各段階でもBIMやロボット活用等の最先端技術を導入。卓越した環境性能により実質的なエネルギー消費量ゼロの「ZEB」を実現。
未来
2025年(令和7年)〜
2025年、錢高組は創業320周年を迎えました。
この320年の歴史は、当社の「建設」という仕事に対して、お客様からお寄せいただいてきた当社への「信頼」の賜物です。
320年守り続けてきた「信頼」のたすきを、さらに未来へ。
これからも当社は「信頼」の大切さを胸に刻みながら、新たな歴史を築いてまいります。