小沼ようすけが挑む新しいギター・トリオの世界。かつてパット・メセニーが弱冠21歳にて、「Bright Size Life」というギター・トリオの名作をレコーディングしデビューを飾った。このとき、共演していたのは、やはり弱冠24歳の天才ベーシスト、ジャコ・パストリアス。そして、21世紀の現代において、今後を期待されるギタリストが小沼ようすけであり、ジャコ・パストリアスの再来と言われる天才ベーシストが リチャード・ボナである。アフリカ時代、自転車のワイヤーを弦の代わりに使っていたボナにとって、現代のベースは「綿のようなもの」と喩えるくらい、実際 にボナのベースは他の誰よりも柔らかくソフトなサウンドを生み出す。また、小沼ようすけの生み出すギター・サウンドもグルーウ ゙ィーなだけでなく、その人柄から表れるソフトなサウンドが身上。つまり、とっても相性が良いのである。ボナの薦めで迎えたドラマー、アリ・ホーニッグも1973年フィラデルフィ ア生まれのギリシャ系で、小沼ようすけと同世代のドラマー。サウンドは非常にタイトでセンシティウ ゙、テクニックもセンスも抜群のドラマー。この素晴らしい3人が生み出す鮮烈なサウンドは歴史に残る名作の予感。
収録曲